カテゴリー
社会・政治

拝啓 松浦勝人様

拝啓 松浦勝人様
はじめてお便り致します。
音極道茶室のJ2と申します。
此度の「のまネコ騒動」における松浦様のご心労の大きさは察するに余りあります。
おそらく大変な想いをされている事でしょう。心より同情申し上げます。
商標登録出願の取り下げ等により、一旦はこの騒動が沈静化するかとも思われましたが松浦様宅の放火予告や、mixiにおける松浦様ご自身の肖像権騒動など、鎮静化するどころか事態はさらに泥沼化の様相を呈しています。
このような騒ぎの混迷を見るに見かねて、僭越ながら私見を述べさせていただきたく筆を取った次第です。
正直申しまして、以前からエイベックスに対する私個人の心象は決して良いものではありませんでした。
CCCDの導入等では明確に否定的立場でしたし、エイベックスの提供する音楽コンテンツ全般につきましても否定的でした。
しかしながら、「恋のマイアヒ」におけるFlashコンテンツの収録によって私のエイベックスに対する評価は大きく変わりました。以前のエントリー でも触れましたが、これは日本の著作権ビジネス史に残る大英断だったと今でも思っております。
ネットに広く出回った「著作権侵害コンテンツ」を肯定するというのは、従来の日本のビジネスではありえなかった発想です。心から感銘を受けました。
しかしながら、9月に入って状況は一変しました。
「のまネコ騒動」に一気に火が付いたトリガーは間違いなく「グッズ」の販売開始です。
松浦様には、この騒動の発端をもう一度思い出して頂きたい。
ここでモナーとの類似性など細かい話を蒸し返すつもりはありません。
ただ一つだけ申し上げたいのは、エイベックスという企業の「あるべき姿」についてです。
エイベックスはいつからキャラクターカンパニーになったのでしょうか?
そして、ディズニーやサンリオのようなキャラクタービジネスのTOP企業がこれまでネットのAAを基にした急造キャラクターでビジネスをしたでしょうか?
彼らはそのような下手は打たないはずです。キャラクター産業の担い手としてのプライドとコンテンツのクオリティに対する強いこだわりがあるからです。そして、そのような高い自負心が彼らをTOP企業にのし上げたとも言えます。
もう一度、エイベックスとは何か、思い出してください。
エイベックスとは、日本の「音楽業界」におけるリーディングカンパニーだったはずです。あり方の良し悪しについては賛否あるでしょうが、客観的に見て日本の音楽業界を牽引してきた存在であったはずです。
Flashの収録を中止し、商標登録を取り下げても「キャラクタグッズ」には固執する理由は何でしょうか?私から見ると、そのような対応はあべこべですし、理解に苦しみます。
音楽レーベルとしてのエイベックスを再建するにせよ、キャラクタビジネスにシフトして行こうと考えるにせよ、いずれにしてももっと高い理念が必要ではないでしょうか?
確かに2ちゃんねるを中心とする今のネット上には、容認し難い内容の書込みや必要以上に過激な言動があるでしょう。明らかに一線を越えるものについては、然るべき措置を取るべきでしょう。
しかし騒いでいる人々の殆どは、オフラインでは普通の家庭に住む普通の若者です。
エイベックスにとっては顧客の中心層に位置する人々です。
好むと好まざるとに関わらず、共存していくしか道はないのです。
mixiにおける肖像権侵害騒動 は、松浦様の現在の心労や苛立ちが引き起こしたものと理解しています。
お気持ちは理解できますが、ご自分の肖像権より、所属アーティストの方々の肖像権問題を優先させるのが本筋です。この件では、それまでエイベックスに同情的だった人々も失望している人が多いと思います。
アメリカでは、iTMSの普及が刺激剤となってCD売上も増加していると聞きます。
日本の音楽業界も今は低迷していますが、やるべき事はまだたくさんあるはずです。
私見では、日本の音楽ビジネスの低迷は、単にコンテンツそのものの「質の低下」に起因すると考えます。
松浦様には、どうか冷静さを取り戻して此度の騒動を乗り越えて頂きたい。
グッズ販売などで小金を稼ぐのではなく、音楽業界の再興に真正面から取り組んで頂きたい。
今回の騒動に関する一傍観者の戯言でした。失礼な表現もあったかと思いますがお許しください。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
敬具
[2005/10/4 追記]
このエントリーはエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社社長である松浦勝人氏へ向けたメッセージです。
昨日、本エントリー投稿後このページのURLをメールで松浦氏に通知しましたところ、本日4日、ご本人から大変真摯な返信を頂きました。
(リアクションは期待していなかったので驚きました。)
今後、なんらかの形で、この騒動に対するエイベックスの対応に良い変化がある事を期待しています。

カテゴリー
社会・政治

マジック1

大変だよ、阪神が優勝しちゃうよ!

3年間で2回も優勝なんて

どーしていいかわからないよ!

天変地異が起こるよ!

コワイよ!

きっと郵政民営化法案が

否決されちゃうんだよ!

きっと楽天の監督が

トルシエになるんだよ!

きっと防衛庁長官が

片山さつきになるんだよ!

きっと陣釜さんが

エルメスに勝つんだよ!

コワイよママン

コワイよママン

(((((((( ;゚Д゚)))))))

カテゴリー
社会・政治

Googleの無かった時代

知らない言葉。
私が学生だった頃、新聞や書物を読んでいて「知らない言葉」に出会ったときにその疑問を解決する事は決して楽な作業ではなかった。
国語辞典を引く。
親や友人に尋ねる。
この程度の作業で疑問が解決すればかなり幸運。
大抵の場合疑問は解決するどころかますます深まって途方に暮れた。
どうしても気になった時は書店へ行った。
まずは「現代用語の基礎知識」や「imidas」といった類の本を当たってみる。次は専門書、専門用語辞典の類。あちらこちら詮索しているうちにあっという間に時間が過ぎた。
時には書店でお目当ての言葉に巡り会う事もあった。やっと探し当てた「解説」。それが、ほんの数行の記述であってもそれで全て納得しなければならなかった。
書店でも収穫無しだったら、とりあえずあきらめるしかない。膨れ上がった知的好奇心は満たされぬまま放置された。
知らない言葉。
そんなものの為に悶々とした時代が確かに有った。
気が付けば、いつのまにか「知らない言葉」で悩む事はほとんど無くなってしまった。Googleツールバーに言葉を入力しない日は無いくらい、それは当たり前の作業になった。隔世の感がある。
しかし忘れてはならないのは今現在も「Googleの無かった時代」を生きている人がたくさん居る事だ
Googleが「新たな試み」で我々を驚かす度に、「情報格差」は拡がっている。

カテゴリー
社会・政治

「有り得ない」選挙結果がもたらしたもの

ここまで自民党が圧勝すると誰が想像しただろうか。
普通に考えて「有り得ない」結果だったと誰もが認めざるを得ないだろう。
東京比例区で名簿順位30位までの全候補者が当選し、さらに1議席分の得票を余してしまった為に社民党の保坂展人氏が繰り上げ当選したというエピソードが象徴的だ。
ちなみに余談になるが、保坂氏の当選はまさに奇跡。なんと保坂氏の社民党名簿順位は1位ではなかった。名簿順位1位は中川直人氏だったのだが、東京9区との重複立候補だった中川氏は小選挙区で10%の票を得る事ができず当選資格を失った。社民党比例単独の泡沫候補に運命の女神は微笑んだのだ。
さて、今回の選挙で確かに民主党は惨敗した。
そして、数字上では自民党が「圧勝」した。
しかし、自民党議員達は喜びの一方で背筋に寒気を感じているのではないだろうか。人は想像だにしなかった現実を目の当たりにした時、本能的に恐怖する。
例えて言えば、アクセスUPに四苦八苦していたブログに突如10万PVのアクセスが集中したようなものだ。そんな時、「喜び」より「恐怖」が先に来る。
今回の選挙結果は「有権者の暴走」と言えるかもしれない。しかし、暴走したおかげで我々有権者は自らの一票のパワーを知った。そして、各政治家もまた「有権者の怖さ」を知っただろう。これまで「選挙のプロ」ともてはやされた選挙参謀達は自らの持つノウハウが陳腐なものになったと痛感しただろう。
従来の「選挙の常識」が壊れた時、それは全ての政治家に重くのしかかる。敗者だけでなく勝者にもだ。今回のような想定外の結果も、次の選挙からは「想定」しなければならなくなる。圧勝があるのだから、惨敗もある。仮に自民党が次の選挙以降10議席ずつ失ったとしても過半数を切るまでに選挙を6回戦える計算だ。これは逆に言えば、そんなショボイ数の増減では最早勝敗の意味を成さないという事だ
一度大きく波打った水面はなかなか静寂を取り戻せない様に、これからは選挙の度にドラスティックな勢力変化が起きやすくなる(というか、次の選挙でも与党側がこの勢力を維持なんてことになればそれはそれでスゴイ事だ)。そうなれば必然的に選挙への関心は高まり、さらに有権者は成熟していく。投票率は欧米並みになって、各政党支持団体の相対的価値が下がっていく。
政治家が有権者を恐怖するとしたら、それは良い傾向だ。今回の選挙での本当の勝利者は「有権者」かもしれない。
日本の民主政治は「新時代」を迎えた。ただ単に自民が大勝したからと言うのではなく、そういう意味で、今回の選挙結果は素晴らしかったと思う。

カテゴリー
社会・政治

総選挙前におさらいしておきたい言葉の断片

投票日まであと2日。
メディアでは与党勢力有利と伝えているが、実際のところは蓋を開けてみないと判らない。
あらためてここ数週間に渡る様々な記事を読み返してみた。その中で、心に残った言葉達を元記事の文脈から切り取り、並べてみた。
これは、言うなれば「言葉のサンプリング」である。
あえて引用元は最後に列挙する形にしてみた。誰の発言かはとりあえず気にせず、それぞれの言葉をかみしめて欲しい。真実を伴った言葉は、力があるはずだ。
見解の相違が国民を二分した時、おそらくどちらの言い分にも理はある。そして、ここに取り上げた言葉達が皆、立場や意見の違いを超えて説得力を持つ事を確認して欲しい。
これを以って総選挙前の最後のおさらいとしたい。

マニフェストなんか読むな。読むべきは国会議事録だ。今回の選挙は「ブログ選挙」などと言われているが、
単に情報を発信する、交換するだけでは意味がない。
僕らは僕たちが政治だと思っているものについて語っているが、それではいけない。
僕らは現実に行われている政治について語らなければならない。そして、それは僕らの手に入るところにある。

 財投の不良債権問題が表面化する前にカネの元になっていた郵政民営化が重要かとと言えば、またそこでそれは別問題だといった議論も起こるのだろう。しかし、民営化しておいたほうが敗戦処理にはよいのではないか。

今はデフレで民間に資金需要がないんですよ。銀行貸出がばんばん伸びていて金利がごりごり上がっているのならばいざ知らず、企業や家計がキャッシュを溜め込んでいるところで郵政が民営化しようが何しようが資金循環なんか変わるわけがない。もうちょっとマシなロジック考えられなかったんだろうか。あまりに子供騙しというか杜撰ですよ。

日本はどこかの独裁国家のような
エリート官僚は全部コネということはない。
世界に冠たるフェアな試験で
官僚は選抜されているわけであって、
それを理由もなく排除しようというほうが
フェアじゃない。
政治家は官僚と
ペーパーテストの秀才かどうかを競うんじゃなく、
別な次元で勝負するものだ。

今回の選挙で重要なことは、自民党か民主党かではなく、国民が構造改革を支持するか否かなのです。国民の支持を得て郵政が民営化されるのか、国民の意思に反して郵政が民営化されるのか。この分かれ道は、その先の大改革の成否に直結しています。

問題なのは、この郵貯の利益の源泉たる預託金は2008年にはほぼ全額が完済され、郵貯の資産から消滅するということだ。もし2003年度末で165兆円ある預託金が全て7年国債(利率0.95%と仮定)に置き換わったとすると、経常収益は2兆円以上低下する。前回書いたとおり、これは郵貯の経常利益がまるまるふっとぶ規模なのだ。
どこかの政党が郵政公社の問題は不要不急だとか言っていたが、それどころではない。300兆円近い資金をどう運用し、どう利益を出していくか。その経営戦略をとっとと練り上げないと、次に税金を投入するのは郵貯ということにもなりかねない。

 郵政の持つ金融部門が政府から切り離されないということは、事実上、総務省管轄下に置かれることになり、国債の担保とされている膨大な資金が金融庁の管轄外に置かれることになる。そんなことになれば、決済の安定性など原則的に不可能になり、そんな市場を世界が信頼するわけもない。

2001年の統計では、日本政府の建設投資がGDPに占める割合はアメリカのほぼ10倍だという。
農村漁村は建設依存症。無人島の一軒の番屋を守るために1千万近く投じて、裏の崖や谷をコンクリートで固めようとする国は他にないだろう。ほんのちょっと番屋を移動させれば崖から離れられるのに。
小さな集落を守るためにひとつの河川に百基を越える砂防堰堤をつくる国。
でも、天下りと一心同体のこの仕組みを自民党は手をつけない。ここが事実上の聖域なのに。(しかし談合がなくなれば、町の下請けは即死だろう。だから同時に雇用の流動化・受け皿問題も考えなければならず、そんなめんどい仕事はやりたくないだろう。今なお全産業就業者の一割が建設業に携わる日本。)
道路公団民営化問題が自民党の構造改革の限界を露呈した。自民党では永遠に無理だろうという絶望感。

我々有権者は投票によって政治を左右しますが、いちいち細かな政策までをも左右することはできません。具体的に言えば「郵政民営化が終わったら、また解散総選挙でもするのか?」という事です。政策だけを見て投票行動を行うにはそもそも限界があります。
従って「郵政民営化に対してどういう姿勢を取るか」というところから、さらにその先にある思想や行動を見通して投票する必要があるのです。少なくともいえることは「何もしない」議員だけは、しっかりと見抜く必要があるということです。

これまでも小泉総理は国政選挙・総裁選挙をともに信任投票的に活用し(郵政民営化が嫌だったら代えてくれ、という総裁選での言がその典型でしょう)、自らを選んだ以上はその統治を全面的に受け入れて当然だとしてきました。しかし本来、公約は政策パッケージにならざるを得ず、選挙の勝利はあくまで平均点としてパッケージがよいという以上の意味を有さないはずで、だからこそ公約を実際の政策とする際には別途プロセスを踏む必要があるのが自然です。

 戦後日本の政党政治では、政党が政策を尊重してこなかった。特に自民党の場合、あれもある、これもあるという雑居性が政党の幅の広さとして高く評価され、党内における不透明な交渉や妥協が民主的手続として尊重されてきた。しかし、権力に関する責任の所在が不明確であることが、日本の政党政治を毒してきたと私は思う。国民にとっては、選挙で投票することが重要政策についての選択につながっていない。
これからは、政党のリーダーが国民に対して重要政策を具体的に示し、その実現に向けて自党を統制、統率するというメカニズムを確立することが必要である。この転換は、妥協型民主主義から、(国民との)契約型民主主義へのモデルチェンジといってもよい。

 議員にとっては地域社会の繋がりが緩んでいるため、誰が自分に票を入れてくれたのか非常にわかりにくい。しかし、郵便局長会や労組の力は例外的に明確だ。当選したお礼参り先としてはこうした組織は欠かせない。これが小泉さん以外には郵政民営化を言う政治家が出なかった一因であった。

[追記]

近い将来、情報流に物流が追いつかなくなって、不均衡が発生するのは必然で、その時に配信系のネットワークだけでは機能不足だと思う。ある意味コンビニと同じだけど、全国規模で設置コストゼロですでに過疎地にオフィスがあるってことは強いですよ。
~中略~
「郵便局2.0」
これですよ。来年から「郵便局2.0」の逆襲がはじまります。

[引用元一覧]
国会議事録を読もう・言葉への信頼を取り戻せ
財投機関債を巡って
郵政民営化について
岡田民主党と嫉妬の政治
なぜ、郵政公社を民営化するべきなのか?
郵貯:改革の理由(2) 収益源のタイムリミット
郵政民営化法案問題をできるだけシンプルに考えてみる
選挙戦へのつぶやき1
郵政民営化と、保守主義と、システムエンジニア
小泉総理の解散権行使に対するオブジェクション
小泉流リーダーシップの意義+(読売新聞掲載の小泉論に対する補足)
政党選択の新たな意味
郵便局2.0 — 過疎地のオフィスを活用する方法

カテゴリー
社会・政治

争点としての「郵政民営化」が意味するもの

「民営化」とは何か。
一言で言えば、国有企業が民間企業になるという事だ。
マイクロソフトも、トヨタ自動車も、ユニクロも民間企業である。IBMもGoogleも然りだ。
どんな優良企業でも、10年後も存続している保証はない。民間企業である限り、経営破たんの可能性がゼロになる事はない。
要するに民営化とは、言い換えれば「リスクを負う」という事だ。「リスク」を代償に、経営上の「自由」を勝ち取ろうという話だ。
で、その「自由」の先にあるのが「飛躍」なのか、はたまた「破滅」なのか。そこが賛成・反対の分岐点になるわけだ。結局のところ、結果を左右するのは民営化後の経営陣の能力にかかっている
もし、経営陣が無能であれば、民営化へのプロセスがどんなに完璧でもいずれ破綻する。逆に、経営陣が正しく機能すれば、民営化法案の出来不出来ってのはあんまり関係が無くなる。安定した経常利益を維持できれば、懸案事項の殆どは杞憂に終わる。
「民営化」である以上、リスクをゼロにする事はハナから無理だ。
(郵政民営化に)リスクを賭ける価値があると思えば「賛成」、その価値が無いと思えば「反対」である。
そう考えると、民営化賛成+法案反対というのは、まやかしだと判る。
民間会社の成功を保証する法案など、どー弄ったって結局のところ有り得ないからだ。郵政株式会社の命運は、経営陣にかかっている。超当たり前の話。

カテゴリー
社会・政治

著名ブログの「最初の記事」を集めてみた

私があちこちのブログや個人サイトをマメに巡回する様になったのは、2005年になってからだ。だから基本的に、ネットでの「過去の話題」にはあまり明るくない。
たまにGoogle検索とかで、巡回先であるはずのブログの古い記事に出くわして「え、この人がこんな事書いてたのか」と驚く事がしばしばある。今とは芸風が違ってて意外な感じだったり、逆に何年も前の記事なのに、まるで昨日書いたものみたいに文体がブレていないのに感動したりする。
つーわけで、表題の様な事を思い立った次第。
著名ブログといっても、巡回先メインなので選定に偏りあり。それから文字通りの「最初の投稿」とも限らない。だいたい以下の様なルールで、幾つか集めてみた。

  • 基本的に2年程度以上続いているBlog(サイト)が対象
  • 自己紹介とか、「今日からブログ始めます」みたいなエントリーは除外
  • ブログサービスを転々としてる方とかの場合、旧サイトまでは追わない
  • ただし、過去ログとしてアーカイブされてるものは旧サイトでも対象とする

こういう試みは、やられる方からしたらかなり不快かもしれない。というか、自分がコレやられたら死ぬ程恥ずかしい(なんて書くとやぶ蛇なんだが)。でも、好奇心に負けたw。対象となったブロガーの皆さんには先に謝っておきます。ゴメンナサイ
あと、私の探し方が悪くて「それ最初の記事ちゃうちゃう」等のツッコミがあれば遠慮なくご指摘を。
では、新しいものから順に。
おまえにハートブレイク☆オーバードライブ(ykurihara氏)
2003.09.26 ひとまず
絵文禄ことのは(松永英明氏)
2003.09.13 ウェブログ=蜘蛛の巣丸太が「サイバー日記」になった理由 
極東ブログ(finalvent氏)
2003.08.14 平和教育の残酷さ
おれはおまえのパパじゃない(テラヤマアニ氏)
2003.05.04 二次会幹事
かみぽこぽこ。(かみぽこちゃん氏)
2003.03.22 近所の写真屋さん
愛・蔵太の気ままな日記(愛・蔵太氏)
2003.02.04 曇り
Bewaad Institute@Kasumigaseki(bewaad氏)
2003.01.01 問題はこれだ!
日日ノ日キ(吉田アミ氏)
1999.07.31 ニッキハジメ
趣味のWebデザイン(徳保隆夫氏)
2001.06.18 記念講演←間違ってました
1999.03.08 長野五輪招致問題
圏外からのひとこと(essa氏)
1999.01.15 「仏陀L」筋肉少女帯
IrregularExpression(gori氏)
1997.05.27 そしてゴリは吠える!
ARTIFACT ―人工事実―(kanose氏)
1997.01.26 Internetの大海で恥をさらしてやるぜ…
ykurihara氏、松永氏、テラヤマアニ氏、徳保氏の文章は今読んでも違和感があまり無い気がした。皆さんブレが無い。私などは、いまだに文体でしょっちゅう悩む。キャラがなかなか一定しない。その点、さすがだと思った。
finalvent氏は最初からこのクオリティですよ。これは到底マネできない。でもよく読むとちょっと今より若々しいかも。
かみぽこ氏は今と芸風が微妙に違って初々しい。
愛・蔵太氏、そっけない感じが今の芸風とも違う感じで興味深い。
吉田アミ氏の記事は1999年という独特の空気感が感じられて好きな文章だ。
特筆すべきはbewaad氏の熱さほとばしる文章!こっちの方が好きかもw
昨今の「小泉批判」エントリー群の原点を見た気が。
essa氏の『「仏陀L」筋肉少女帯』は「ですます」調じゃない文体が新鮮な感じがしたんだけど気のせいかな?次の『荒井由美』ではもうですます調になってる。意図的なのかな。内容は最初から共感しまくり!
20世紀からテキストを蓄積されてきた方々はそれだけで尊敬に値すると思った。変化の早いネット上で、「継続する」という行為は圧倒的な価値を生み出す気がする。
特に1997年からのテキストをアーカイブされているgori氏、kanose氏は別格。なにしろWindows98が存在しない時代からテキストを綴り続けているのだから。まさに「継続は力なり」。今回取り上げたサイトに限らず、今あるブログで5年後も続いているものがあれば、それは間違いなく「誰もが多くの人が知る存在」になっているだろう。それだけ「書くモチベーション」を失わない人が書いたテキストが面白くないはずがない。
ブログは、時に投げ出したくなる。
しかし、紆余曲折があっても「力尽きる」まで書き続けたい。
各記事を読んでいて、なんだかそんなモチベーションが沸いてきた。

カテゴリー
社会・政治

PRIDE GP 2005 FINAL ROUND予想

明日8月28日に行われる PRIDE GP 2005 FINAL ROUND。
此度の選挙に負けず劣らず、素晴らしいカードの数々に興奮を抑え切れないw。
今回の予想は自信あるっす。

  • 第一試合 中村和裕 × イゴール・ボブチャンチン
  • 勝者ボブチャンチン。
    中村ががんばれば判定まではいくかもしれない。しかし、いかんせん中村にはフィニッシュパターンが無い。今のボブチャンチンは相当強い。

  • 第二試合 ヴァンダレイ・シウバ × ヒカルド・アローナ
  • 勝者シウバ。
    好カードだなあ。好試合必至だが、勝敗で言えばシウバ優位は動かないと思う。
    アローナはいい選手だが、ランペイジジャクソンに失神くらったり、ダンヘンダーソンに不覚をとったり、意外とモロさが目立つ。特に打撃系の超一流どころだと苦戦がち。それと、シウバから見てアローナの攻撃には意外性がない。シウバにとってアローナはやっかいだとしても、怖さは無いのではないか。

  • 第三試合 マウリシオ・ショーグン × アリスター・オーフレイム
  • 勝者オーフレイム。
    昨日やっとTVの特番で前回の戦いぶりを見て驚いた。オーフレイムは昨年と別人だ。体が一回り大きくなってる。相当鍛えこんだのではないか。戦いぶりも完璧で、よく考えてみると、ビクトー、ボブチャンチンに勝っての準決勝というのは、4人の中で一番ハイレベルなブロックだったかもしれない。ショーグンは一筋縄ではいかないと思うが。どの位余力を残して勝つか、が優勝予想の一つのポイント。

  • 第四試合 ローマン・ゼンツォフ × ファブリシオ・ヴェヴェドゥム
  • 勝者ヴェヴェドゥム。
    ゼンツォフ情報少なすぎ。ヴェヴェドゥム順当勝ちとしか言いようが無い。

  • 第五試合 吉田秀彦 × タンク・アボット
  • 勝者吉田。
    このマッチメイクは嫌らしい。吉田は勝って当たり前と思われそうな相手なのに妙にリスキーだ。体重差も酷いし。つーか、アボットまだいたのか。

  • 第六試合 エメリヤー・エンコ・ヒョードル × ミルコ・クロコップ
  • 勝者ミルコ。
    ヒョードル不利。ミルコ相手に打撃でペースを掴むのは並大抵ではない。かといってタックルから入るわけにもいかない。ミルコはタックル切りも大得意だし。
    つまり、ヒョードルにとっては、ノゲイラと違ってミルコのようなタイプはおそらく一番苦手だろう。ミルコ遂に悲願達成か。

  • 第七試合 ヴァンダレイ・シウバ × アリスター・オーフレイム
  • 勝者オーフレイム。
    昨日のTVで桜庭がやはりオーフレイム優勝と予想していて驚いた。
    ショーグンの試合を見ていて、やはり「シウバと戦いぶりが似てるなあ」とつくづく思った。シウバの前にショーグンで予行演習ができるオーフレイムはその意味で物凄く組み合わせの利があると思う。先に言った通り、別人の様にレベルアップしている印象もあるし。懐も深くてシウバにとっても苦手なタイプっぽい気がする。
    しかし、準決勝でのダメージの深さによってどちらにもチャンスはある。特にオーフレイム。ショーグン相手に無傷でいられるかちょっと心配。勝ってもケガで結局リザーバーの出番、とかだと悲しすぎる。

    [2005/8/28追記]

    _| ̄|○

カテゴリー
社会・政治

MTをUpgradeしました

遅ればせながらMovableType3.151JaにバージョンUPしてみました。
これで、ウチでもnofollowが有効になるのかな?
アクセス数も随分増えたので、アップグレードに若干緊張しましたが、この記事のポストがうまくいけば概ね大丈夫だと思います。
今日、もしくは数日中にデザイン含めページ全体を見直してもう少し使い勝手の良い形にしたいと思います。よく考えるとカテゴリー別リンクも無いし、管理者のプロフィールも無いしで、初めて来訪された方にやさしくないページだなーと我ながら思いますので…
[4/29追記]
FOAFによる簡単なプロフィールをUPしました。IE6やFirefoxであれば、xslによる整形化表示がされるはず。しかしCSSまで作る気力が無かったorz