北斎漫画制作キットがブレイクしている

札幌アーティストインレジデンス招聘アーティスト、ビヨーンカーネボーゲンの制作した北斎漫画制作キットが、小太郎ブログさん経由でやじうまWatchに掲載され、ちょっとしたブレイク。
北斎漫画制作キットは、ユーザが北斎漫画のキャラを使ってオリジナルのストーリー構築ができるツール。作者のビヨーンは日本語が堪能なわけでもなく、手探り状態の中で文字入力時のフォントまで手書きのものを1つ1つスキャンしていった労作なのです。なんか注目を浴びているのは素直にうれしい。
バグの件はFlashのバグという説明らしいけど、どーだろう?詳細を聞いたわけではないけど回避方法はあるような気がします。
ネットの口コミパワーはすごいっすね。つーか小太郎氏の情報収集力は素晴らしい。氏のサイトで見つけた”ホイス・グレイシーとカンフーの達人との壮絶バトル映像!”なんてちょっとたまんないっす。(でもダウンロードしたらコーデックエラーで音声しか聞けなかった。なんでだ?うがー)

「弁護士」についてのちょっとした考察

何の気なしにNHKのドラマ「あなたは人を裁けますか」ってのを見ました。なかなか面白かった。昔からNHKの裁判ものドラマが好きなんですね(若山富三郎の『事件』シリーズとか)。
で、見てていろいろ気がついた事があったので、小倉氏のBlog騒動に関してちょっと別の視点から考察してみたいと思います。
普通の人達が、どんな場面で何の為に「議論」するかというと、ほとんどの場合『見解の差異を少しでも縮める』とか『妥協点を見出す』とか『相手を説得する』という目的の為である場合が多いですよね。いずれにしても何らかの「合意」を得る事がゴールだったりするわけです。店員との値段交渉だったり、ビジネス上の交渉事だったり何かを作る時の仕様決定だったり。
ところが、ドラマ見ててあらためてナルホドと思ったんですが、「裁判」というフィールドでは必ずしも「見解の差異を縮め」たり、「妥協点を見出し」たり、「相手を説得する」って事はそれほど重要ではないんですな。
例えばどんなに検察側が正論を言ってても弁護士が「検察側の言う事も一理ありますね」
なんて絶対に言わない、つーか言っちゃいけないだろうし。民事裁判にしても話し合いで決着が着かないから裁判になるんであって、相対的に「議論」という行為の価値が低い場所なわけです。
そう考えると小倉氏のとった一連の対応も傾向として理解はできる(納得はできないが)。
あと、裁判ってのは基本的に「数の論理」なんすよね。陪審員制度にしても、全員が合意に至らなくても「数の論理」で結論が決するわけで。結局、原告と被告が言いたい事言って、あとはシステマティックな数の論理に則って粛々と勝負が決する日常を送る「弁護士」さんにとっては、我々普通の人が期待する、「歩み寄り」「合意」の手段としての「議論」はあまり意味をなさないのかなー、なんて事を感じました。
「数の論理」で考えると、実は「コメントスクラム」を受けた時点で小倉氏は「負けて」いたのかもしれませんね。あれは勝利宣言ではなくて「リベンジ宣言」だったのかも。
ただ、それを抜きにしても小倉氏の場合は「最初の立ち位置」が既に違う気もしますが。。。
少しは歩み寄らないと。。。。。
あと余談ですが、世論調査によると64%が「人を裁く立場にはなりたくない」んだそうで、番組では”裁判員制度はまだまだ国民の理解は得られてません”みたいなコメントをしてましたが、はたしてそうでしょうか?もっと多くてもいいくらいだと思いますが。少なくとも私は被告になるとしたら裁判員には「気が進まない」人にぜひお願いしたいです。
つーか、「人を裁く立場になりたい」なんて思ってる人は、民衆法廷とか開いちゃう人達なんじゃないっすかねw?

やより2005が語る事

殿下氏が2月6日のエントリ「VAWW-NETを巡る謎。」で言及した鋭い指摘には、本当にハッとさせられました。おっしゃる通り、人々は「女性国際戦犯法廷」なるイベントの異常性にばかり目を奪われがちですが、よく考えてみればこれだけのイベントを成功させるには相当の資金+マンパワー+人的コネクションが必要。
VAWW-NETの実態を炙り出すには、彼ら自身が発信する情報や、彼ら自身が残した活動の足跡を、ひたすら地道に検証していくというアプローチもなかなか有効なんではないかと思うようになってきた次第です。
というわけで、マスメディア報道を詳細に検証する、実行部隊として電凸や集会参加を決行する、など様々なアプローチがあると思いますが、自分は今後「バウネット(及びその周辺)が発信する情報の検証」というアプローチに絞って活動していこうと思います。どこまで成果が上がるか判りませんが、このような表明を各自がする事によって、より効率的な連携ができれば良いな、と思います。
さて、2002年に他界したはずの松井やよりがBlogを開設(現在はGeocitiesに移転して運用中)したのが話題になってますが、そこまでして「発信したい情報」って何なんでしょうか。とても興味があります。なかなかマメに更新してますしw。何か情念の様なものを感じますよね。普通の感覚じゃないっす。
その「やより2005」の2月8日のエントリに『VAWW-NETとは』というのがあります。以下抜粋。

VAWW-NETというのは、97年の秋に、東京で「戦争と女性への暴力」国際会議というのを開いた結果できたのです。この会議には、20カ国から40人の女性をお招きしました。

アジアの「慰安婦」問題をやっている人たちだけではなくて、現代の武力紛争、例えば東チモール、アフガニスタン、ビルマ、ベトナムなど、またルワンダ、ユーゴ、そういう所での武力紛争の問題に取り組んでいる人たちを呼んだわけですけれども、そこに参加した女性たちでVAWW-NET、「戦争と女性への暴力ネットワーク」をつくったわけです。
そしてそのネットワークを通じて世界各地の情報交換をしていたんですけど、全部英語なので日本ではなかなかその情報を読めないので、日本でもそういう紛争についてもっとみんなに知ってもらおうとVAWW-NET Japanをつくることにしたわけです。それで、日本ネットワークということで、98年に結成したのです。

要約すると、97年に国際機関として『VAWW-NET』が出来て、98年にその日本支部(?)としてVAWW-NET Japanが出来たと解釈できますよね。全部英語で読めないからという理由がちょっと意味不明wですが、とりあえず(Japanの付かない)VAWW-NETという親組織があると言うのは初耳の様な気がします。てゆーかホントなんでしょうか?ちなみにVAWW-NET Japan公式サイトを見ても「国際的なVAWW-NETが」先に出来たという旨の記述があります。
VAWW-NET Japanが支部的位置づけと仮定するならば、他にも同様の支部があっても良さそうですよね。というわけでGoogleで調べて見ました。
「VAWW-NET KOREA」 -> 見つからず
「VAWW-NET CHINA」 -> 見つからず
「VAWW-NET USA」 -> 見つからず
「VAWW-NET FRANCE」 -> 見つからず
かろうじて「VAWW-NET International」という記述はいくつかヒットしましたが、WEBサイトもドメインも無い、海外でさえ”VAWW-NET Japan”のヒット数が圧倒的に多い事などから、これも実体のある団体ではないと見てよさそうです。
つまり親組織「VAWW-NET」というのはカバーストーリーって事ですな。North Koreaとかそーゆー言葉が一緒に引っかかってくれるとさらに盛り上がったんでしょうが、まあそこまでさすがに甘くはなかったようです。
ところで、上記のような検索作業の過程でちょっと興味深いものを見つけました。
2000年10月、「女性国際戦犯法廷」の1ヶ月半前なんですが、Korea Studyというメーリングリストに、VAWW-NET Japanからの告知がフォワードされているアーカイブです。文面が長すぎる故2つのメールに分割されてます。
こちらが原文へのリンク。-> メールその1  メールその2
熟読はしていないのですが、メール2の後半部で

> Donations
> Those unable to attend but who would like to support the Tribunal can
> make a donation to VAWW-NET Japan.
>
> If you have questions, please feel free to ask VAWW-NET Japan.

という記述があるので、参加者+寄付の呼びかけであるのは間違いなさそうです。
ちなみに、このメールの発信者はMark Caprioという立教大学教授。「マーク カプリオ」でググるとこんな感じの方です。
今回の件では始めて聞く名前のような気がします。とりあえずこの名前は一応銘記しておきますか。
それから、Wikiぺディア「女性国際戦犯民衆法廷」に削除依頼が出てますね。確かおぼろげな記憶では、結構ネガティブな記述が多かった気がするんですが、これって敵も必死って事なんでしょうか?

いちおう勝利宣言にツッコミをいれておく

想像を遥かに超える小倉秀夫弁護士のズレっぷりには驚かされるばかりです。midnightpax氏もしがない記者氏も、単なる余震だったのかもしれません。
氏の最新エントリーは、ご本人がどう言おうと「勝利宣言」以外の何ものでもありませんので、一応一通りツッコミだけはいれておきたいと思います。
—–引用
(小倉氏) コメントスクラムって、いざ自分が受けてみると、それ自体はたいしたことがないですね。
—–引用ここまで
のっけから挑発口調全開ですね。素晴らしいです。
それはそれとして、確かにおっしゃるとおりです。コメントが100や200程度集中したからといって、まったくもって実生活に影響はありません。だからこそ以前から小倉氏の言う「ブログを閉鎖に追い込む加害者」という表現は、定義のよくわからない実態のあいまいな存在なのですよ。
—–引用
(小倉氏)Hotwiredが迷惑だと思わないのであれば、基本的に放置しておいても構わないのかなという感じです(1日約1万5000pvくらいですね。普段、1週間で1万2000pvから1万8000pvくらいですから、それでも多いと言えば多いですが。)。
—–引用ここまで
アクセス数が増えるというのは、WEBサイトにとっては喜ばしい事なのですよ。ここでPV数を持ち出すのは全くナンセンス。というか、放置するならだまってできないのでしょうか。なんでこうも捨て台詞を吐きたがるのか。
ただ、あなたのここ数日の発言内容はHotWiredにとって迷惑以外の何ものでもないでしょう。汚点といってもいいくらいだと感じますが。
—–引用
(小倉氏)もっとも、罵詈雑言の汚さに嫌気がさした、正真正銘「普通の市民感覚を持った人」が巡回をやめてしまう危険はあるわけで、そういう意味では、内容の乏しい侮辱、名誉毀損、脅迫、人格攻撃系のコメントはそろそろ整理させて頂いた方がよいかも知れません。
—–引用ここまで
コメント欄が罵詈雑言に汚されるか否かは、ブログ主の誠実さと対応の巧拙だという事がいまだに全くわかっていない発言ですよね。なんでこんな他人事のような事しか言えないのでしょうか。自分の対応が正しかったと思っているわけですね。
—–引用
(小倉氏)カミングアウトを求めると言うことについてのすさまじい反発を考慮すると、実は自分もネットの匿名性を信じて批判コメントの投稿を行っている方についてそのような権利を行使してしまうとちょっと可愛そうかなという気になってしまいます。
—–引用ここまで
すさまじい反発ですか(笑) 誰も反発などしていない。あまりにもあなたの発言がずれているので多くの人がそれを指摘しただけでしょう。ていうか私がカミングアウトしましょうか?  メールでもいただければ実名だってお知らせしますよw
それから権利はぜひ行使してくださいな。今回の騒動が、「ITと法」というテーマに少しでも寄与するとしたら、それくらいしかないでしょう。可哀想だからなんて言ってないでどんどんおやりになってください。但しそれがもたらす結果についても考慮した上で。
—–引用
(小倉氏)罵倒コメントの割合が多ければ多いほど、「なんだ、私のエントリーって彼らの痛いところをついていたんだ」という気になってしまいますので、相手に自分の非を気付かせたいのであれば逆効果です。
—–引用ここまで
これはつまり、あなた自身がそう思ったという事ですかねw。 そうでなければこんなふざけた文章を書ける道理がありませんからね。
—–引用
(小倉氏)特に切込隊長さんのトラックバックにはきちんとレスポンスを返したいのですが、現在のような冷静さを欠いている方々が多数訪れているという状態でそれをするのは無益なレスポンスのさらなる大量投稿を招くだけに終わりそうなので、少し冷却期間を置いてから、レスポンスをさせて頂きたいと思います。
—–引用ここまで
多数の人が訪れてますが、冷静さを欠いてる人がどの程度いるかは疑問ですね。
1日15000PVで、コメントはせいぜい100~200程度、その中でもあきらかに冷静でない書き込みなど数える程でしょう?ほとんどの人は冷静ですよ。単なる言い訳にしか聞こえませんなあ。というか、今頃になって切込隊長氏に言及ですか?その時点でズレまくってますよ。「先端人WEB日記」という謳い文句がこれほど虚しく感じた事はありません。まあ、どの様なレスポンスをするのか興味はありますので、1日でも早くお願いしますね。
—–引用
(小倉氏)編集部から「ITと法」という本来のテーマにこの先戻っていくのでしょうかと心配されてしまいましたので、冷却期間中、「ITと法」という本来のテーマに戻したいと思います。
—–引用ここまで
以前からの読者の方は、これを見て「安心しました」とコメントしている様ですが、よく読むと、本来のテーマに戻るのは「冷却期間中」となってるんですよねw
懲りないお方だw。
以前コメント下さった方が面白い記事を紹介してくれました。
個人情報保護法を論理的に読み解く
なかなか興味深いです。小倉氏も論理的直感がかなり不足しているようだ。
今回一番興味深いのは、ご本人の「逃走」をもって一件落着というエンディングの可能性が極めて低い点です。どんな着地点が待っているのか。なんだかまだまだ先があるような気もしますね。とりあえず各エントリーのコメント欄は今のうち保存しておきましょうか。後学の為に。
また、今回の経緯について幻想随想さんが「炎上エントリー一覧」と銘打って時系列で整理されています。
ただの炎上になぜ特別な名前を付けたがるのですか?