カテゴリー
TV・映画

人権擁護法案ポジションMAP

人権擁護法案をめぐる議論はあいかわらず収束しない。もう少し論点が絞れないものだろうかと思うが、いまだに盲人が象を語る風情だ。
あらためて自論を整理しようと思い、現状把握の為の資料を作ってたら結構な量になったので、単独エントリーにしたいと思う。人権擁護法案を取り巻くネット上の勢力や団体、政党の立ち位置を私の独断でMAP化してみた。解説文と併せて、複雑に入り組んだ現状分析を理解する一助になればうれしい。このMAPを基に、次エントリーであらためて人権擁護法案に関する自論を整理する予定。
※MAPはクリックすると拡大します。
jinkenmap.gif
※図中の”強硬””穏健”とは、法案に対するコミットメントの強度を表しており、各集合体の持つ性質を意図している訳ではありません。
以下、各勢力・組織について簡単に解説。

1
感情的「拒絶」派 この法案が成立してしまったら日本は滅ぶ、と言わんばかりのトーンで強硬に反対運動を展開するネット上の勢力。最近では有志によるビラ撒きや緊急集会などオフラインの活動まで拡張してきているようだ。ただ、その主張には全体的に法案の誤読や事実からかけ離れた誇大表現が多く、ここにきて行き過ぎたアジテーションに対する批判もでてきた。
~参考リンク~
人権擁護(言論弾圧)法案反対!
サルでも分かる?人権擁護法案
酔夢ing Voice(西村幸祐氏)
2
論理的「反対」派 法案に反対しつつも、感情的過ぎる現状の反対運動とは一定の距離感を保っているネット上の勢力。「反対」の強度はけっこうまちまちで、”ウィークに反対”という人も多い。最近では法案そのものより、法案反対運動の行き過ぎを諌める論調が強まってきた気がする。
~参考リンク~
カレーとご飯の神隠し:人権擁護法案議論のウソとホント(カリー氏)
若隠居の徒然日記 (若隠居氏)
議論の交差点 (elios氏)
3
客観的「分析」派 論理的反対派と立ち位置は近い。法律についての深い知識を持つ人が多く、条文の解釈によるアプローチに主眼を置く。法案の賛否問わず、為になる記事が多い。(特にBewaad氏、an_accused氏のサイトは必見)
また、ネット上にもわずかに法案肯定派がいるが、やはり法解釈に長けた層の人が多いので、ここに分類しておく(小倉弁護士など)。
~参考リンク~
BI@K (Bewaad氏)
an_accusedの日記(an_accused氏)
IT法のTOP FRONT(小倉秀夫弁護士)
4
自民党推進派 人権問題懇話会(座長古賀誠)」を中心とする自民党内勢力。もし法案が国会提出となれば、あらためて自民党内の推進派勢力が明らかになるだろう。
法案提出のきっかけが古賀氏と解同執行委員長組坂氏との会談であると言われ、それが本法案に対する拒絶反応の一因になっていたりもする。
~参考リンク~
自民党公式サイト
5
公明党 与党の一員として「人権問題懇話会」にも参加。「今国会中の法案成立」に向けての強い決意を表明している。メディア条項の削除に最も強く抵抗しているが、背景にはこの法案を創価学会バッシング報道に対する抑止力として機能させたい思惑があると思われる。また、国籍条項を設ける事にも強く反発している。
~参考リンク~
公明党公式サイト
6
自民党反対派 自民党法務部会内では、古川禎久議員や亀井郁夫議員など。他には安倍晋三議員などが反対の意思を明確に表明している。もし法案が国会提出となれば、あらためて自民党内の反対派勢力が明らかになるだろう。
7
民主党 自民党案では手ぬるいとして、人権侵害救済法という対案を発表済。この対案のポイントは、
(1)メディア規制条項の削除
(2)人権委員会を法務省外局とせずに、より独立性を高める
の2点。 岡田代表は「今国会での成立を目指す」と明言しており、解同の方針に全面的に従った格好。
~参考リンク~
民主党公式サイト
8
共産党 言論表現の規制に繋がる、エセ同和行為を助長する事になりかねない、などの理由で、法案に反対の立場を明確にしている。
~参考リンク~
日本共産党中央委員会
9
社民党 主張内容としては民主党とほとんど同じなのだが、「自民案では絶対ダメ!」というニュアンスで、微妙に立ち位置が違う。「人権委員会の独立性」に拘っており、法務省の外局とする事に強く抵抗している。しかし、実際に法案が国会に提出されれば、法案成立を優先させる為の妥協は惜しまない可能性が高い。
~参考リンク~
社会民主党公式サイト
10
部落解放同盟 (解同) この法案成立に向けて最も強く働きかけている団体の1つ。「パリ原則」に則った法案を目指しており、その理念は民主党が出した「人権侵害救済法」に反映されている。
人権委員会が法務省外局である事に強く抵抗する理由は、パリ原則の精神に則っていないだけでなく、法務省が「確認・糾弾」について否定的な見解を示している為と思われる。
~参考リンク~
部落解放同盟中央本部
11
創価学会 意外にも創価学会が直々にこの法案に関してコメントを発表したりは特にしていない模様。とりあえず公明党の主張をそのまま踏襲すると考えてよいだろう。
~参考リンク~
創価学会 公式ホームページ
12
全国人権連 被差別部落民の全国組織として特に活発に活動しているのは、解同の他にこの全国地域人権運動総連合(全国人権連)[2004年全解連から改組]と、解同から枝分かれした部落解放同盟全国連合会(全国連)の3つがある。日本共産党系の団体であるこの全解連は、2002年の前回法案提出時から一貫して「国民の「人権救済」に役立たない「人権擁護法案」の廃案を求めます」と主張しており、2005年3月17日には、小泉首相らに人権擁護法案再提出を断念する旨の要請書を提出。解同との立場の違いを鮮明にしている。
~参考リンク~
全国地域人権運動総連合
[2005/3/31 修正]
13
全国連 部落解放同盟全国連合会(全国連)は、第14回全国大会にて”糾弾闘争を禁止する「人権擁護法案」絶対反対”という特別決議を採択し、明確に反対の立場を表明している。部落差別撤廃という同じ目的に立つはずの3団体のうち、解同以外の2団体がいずれも法案反対である事、そして反対する2団体もその反対理由が全く異なる事を見ても、この法案の複雑な背景が見て取れる。
~参考リンク~
部落解放同盟全国連合会
14
救う会 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)は、2005年3月14日”拉致問題の解決に障害となる「人権擁護法案」に断固反対する緊急声明”を出し、人権擁護法案には断固反対の立場を取っている。
しかし、救う会の目的はあくまで「拉致問題解決」であり、今後どの程度法案反対に向けた活動を行うのかは不透明。
~参考リンク~
救う会全国協議会
15
家族会 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)から、人権擁護法案について公式のコメントは無い模様。しかし、事実上「救う会」と一体化した活動を行っているので、救う会の見解と大きく異なる事は無いと思う。
16
朝鮮総連 反対論者から騒がれている割には、総連はこの件に関して、実際驚くほどリアクションが薄いし、目立った働きかけも今のところ無い。しかし国連人権委員会などの場で繰り返し日本政府を批判してきた経緯からしても、「賛成派」なのは自明。今後の動向が注目される。
~参考リンク~
在日本朝鮮人総聯合会
17
民潭 こちらも朝鮮総連同様、人権擁護法案に関してはリアクションが薄い。立場的に「賛成派」である事は間違いないと思うが、竹島問題や地方参政権、教科書問題などに比べて注目度は極端に低い様だ。
~参考リンク~
在日本大韓民国民団中央本部
18
マスメディア 2002年の時に比べると、メディア条項が凍結されている所為か注目度は低い。新聞では産経新聞だけが反対派に近い論調だが他は総じてそっけない。ジャーナリストに目を転じても、反対するのは「メディア条項の凍結」についてで、議論の噛み合いは悪い。安倍晋三議員がここにきて法案反対の活動を強めており、これをきっかけにしてどの程度世間の耳目が集まるかが今後注目される。

本当は日弁連などもMAPに入れたかったんですが、あんまりごちゃごちゃし過ぎてしまったので削除しました。記述誤りなどお気づきの場合、コメント欄等でご連絡いただければありがたいです。
次エントリーに続きます。

カテゴリー
TV・映画

盲人が『象』を語っている気がする

「盲人が象を語る」という話があります。
たくさんの盲人を一頭の象の元に集めて、「象はどんな動物ですか?」と尋ねる。
尻尾を掴んだ者が「細長い生き物でした」と言い、
足を触ったものが「ざらざらした木の幹の様でした」と言い、
鼻を触ったものは「大蛇の様な生き物でした」と言う。
真実を知ったつもりでも、それはある事柄の一面しか捉えていないかもしれない、全体像が全然見えていないかもよー、という教訓の話です。
んで、人権擁護法案ですが。
なんか、ネットでいろいろな意見を聞けば聞くほど、盲人が『象』を語っている気がしてしょうがない。話が全然噛み合ってない
とりあえず、盲人の話をまとめてみる。
Aさん「現在差別に苦しんでいる人にとっては朗報です。これで日本も人権先進国ですね」
Bさん「人種差別撤廃条約に参加した関係で、日本は法整備が急がれているのです」
Cさん「メディアの過剰取材や捏造に苦しんでいる人がたくさんいる。メディア規制はぜひ実現してほしい」
Dさん「これは言論封殺法案です。断固反対ですね」
Eさん「池田大作擁護法案というのは、これですか。冗談じゃないです」
Fさん「常任理事国入りを目指す日本としては、外国向けのアピールが必要なんです」
Gさん「人権擁護委員に国籍条項が無いのが問題。外国人に日本人を裁かせるわけですか」
Hさん「解同と野中古賀ラインが結託して、利権を強固なものにしようとやっきになってますね」
Iさん「みなさん騒ぎすぎですね。人権擁護委員は現行法のもと既に14000人の方がボランティアで活動してるんですよ。知ってました?」
Jさん「この法案で困る人がいるとしたら、ネット上で匿名の庇護の下、誹謗中傷を垂れ流してる輩だけでしょう」
Kさん「人権の定義がそもそも曖昧なんですよ。」
Lさん「VAWW-NETも人権擁護団体じゃなかった??」
Mさん「2ちゃんねるはどうなってしまうんでしょうか?これは史上最悪の悪法です」
まだまだありそうですね。とりあえず疲れる。
つーか、あらゆる立場を超えて
こんな状態のままで法案通しちゃマズイだろ
[追記]
ちょっと補足。
結局、この法案は「詰め込みすぎ」なんだと思う。「人権」という甘い言葉を隠れ蓑に多くの勢力が自分達の願望をこっそり成就しようと殺到しているわけです。
結局一番迷惑を被っているのは日頃まじめに人権に取り組んでる方々なんじゃないでしょうか。もっと要点を絞って複数法案に細分化すべきと思いますがどうでしょうか。個別の議論はその後でいいじゃないかと思います。

カテゴリー
TV・映画

『弁護士』と『人権擁護法』

これは見過ごせない。シリアスモードにならざるを得ない。
『IT法のTOP FRONT』:人権擁護法案
『IT法のTOP FRONT』:続・人権擁護法案
小倉先生が、今旬の話題である人権擁護法を持ち出してきた。とはいえ、一発目のエントリー『人権擁護法案』の内容は当たり障りの無いもので、今更小倉先生が人権擁護法案に賛成したからといってさして驚く事もないし、意見は人それぞれだし、という感じで静観していた。
ところが、愛・蔵太氏のTBに応えるという名目で書かれたはずの『続・人権擁護法案』で、先生はものすごい歩幅で踏み込んでくる。自説の「匿名・実名論」に話題をリンクさせた上で最後に先生はこう言う。

はっきり言ってしまえば、人権擁護法案での差別規制が導入されて困るのは、匿名の陰に隠れて特定の者に人種差別的な表現を投げつけて嫌がらせをしている人たちや、匿名の陰に隠れて特定の人種等に対する憎悪を煽ってその者たちに対して差別的な処遇をするように呼びかけたりしている人たちだけではないかと思われます。

先生が高笑いしている。はっきり言わないのが小倉クオリティだったはずなのに、「はっきり言って」しまっている。正直、最初はこれもコメント欄の活性化剤かとタカをくくっていたが、それにしても小倉先生らしくない。ではその真意は何なのか。自分なりに読み解いてみようと思い、『弁護士』と『人権擁護法』の関わりについて改めて調べてみると、なんかこの法案の真のヤバさが見えてきた。(すごい長編になる予感)
まず、そもそも人権擁護法とは何の為の法案なのか。基本中の基本を法案から抜粋。

(目的)
第一条 この法律は、人権の侵害により発生し、又は発生するおそれのある被害の適正かつ迅速な救済又はその実効的な予防並びに人権尊重の理念を普及させ、及びそれに関する理解を深めるための啓発に関する措置を講ずることにより、人権の擁護に関する施策を総合的に推進し、もって、人権が尊重される社会の実現に寄与することを目的とする。

これ、ハッキリ言って反対する人なんていません。少々条文に穴が有ったとしても、ちゃーんと正しい目的に沿ってこの法律が施行・運用されてる限りはさしたる問題は無い。問題なのはこの法律が正しい目的に沿って機能せず、目的外の意図で濫用された場合。余計な事は考えずその観点に絞って検証してみる。
やはり真っ先に問題になるのは、多くの人が指摘しているように、法務省管轄で新たに設置される今法案の目玉人権委員会なるもの。この委員会の信頼性について、小倉先生はこう言っている。『IT法のTOP FRONTコメント欄』より抜粋。

人権委員会の委員は、「委員長及び委員は、人格が高潔で人権に関して高い識見を有する者であって、法律又は社会に関する学識経験のあるもののうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命ずる。」とされているわけで(第9条)、これで「信用がおけない」となるとどういう人なら信用がおけるのだろうかという疑問が生じます。

私もこれは同意。この条件でまさかとんでもない人間が委員に名を連ねるとは思えません。ですが運用を考えると問題が無いわけではない。以下法案第8条より抜粋。

第八条 人権委員会は、委員長及び委員四人をもって組織する。
2 委員のうち三人は、非常勤とする。
3 委員長は、人権委員会の会務を総理し、人権委員会を代表する。
4 委員長に事故があるときは、常勤の委員が、その職務を代理する。

なんと、委員会と言いながら、実は全部で5人しかいない(しかも3人は非常勤)。こんな少人数で本当にこの重責をこなしていけるのか、という疑念が生じてきますね。さらに第15条ではこんな記述も。

第十五条 人権委員会の事務を処理させるため、人権委員会に事務局を置く。
2 事務局の職員のうちには、弁護士となる資格を有する者を加えなければならない

でも一番ヤバイのは人権擁護委員なるものです。特にここに注目。第22条2、3項と第24条。

(第二十二条2項) 前項の人権委員会の委嘱は、市町村長(特別区の区長を含む。以下同じ。)が推薦した者のうちから、当該市町村(特別区を含む。以下同じ。)を包括する都道府県の区域(北海道にあっては、第三十二条第二項ただし書の規定により人権委員会が定める区域とする。第五項及び次条において同じ。)内の弁護士会及び都道府県人権擁護委員連合会の意見を聴いて、行わなければならない。
(第二十二条3項) 市町村長は、人権委員会に対し、当該市町村の住民で、人格が高潔であって人権に関して高い識見を有する者及び弁護士会その他人権の擁護を目的とし、又はこれを支持する団体の構成員のうちから、当該市町村の議会の意見を聴いて、人権擁護委員の候補者を推薦しなければならない。

第二十四条 人権擁護委員の定数は、全国を通じて二万人を超えないものとする。
2 各市町村ごとの人権擁護委員の定数は、その地域の人口、経済、文化その他の事情を考慮して、人権委員会が定める。
3 都道府県人権擁護委員連合会は、前項の人権擁護委員の定数につき、人権委員会に意見を述べることができる。

たった5名の人権委員会の委嘱を受ける2万人の人権擁護委員。その2万人は市町村長の推薦を受ければよいだけで国籍条項も含めほとんど条件は無いに等しい。そして委嘱を決めるときも弁護士会の意見を聞かなくてはならない事。そして、人権委員会事務局にも、人権擁護委員にも、弁護士だけが名指しで法案に明記されているという事実。
たった5名の人権委員会がどれだけ踏み込んで人権擁護委員の行動をチェックできるのか?
関東圏だけで2千人近い人権擁護委員が誕生する計算になるが、東京だけでいったい何人の弁護士が人権擁護委員になるのか?
そもそも人権委員会+人権擁護委員なる組織はこんないびつな構成で本当に機能するのか?
ちょっと考えただけでこれが運用時にどんな事になるのか、妄想は膨らむ。
ここまでで確実に言えるのは、この法案で弁護士会が大きな権益を手中にするという事。これだけは間違いない。事実上、この法案の施行、運営には弁護士会が不可欠。確かに人権擁護に関して弁護士会は実績を積んできてはいるが、新たに生まれる権限がここまで特定の組織に依存しまくって良いのか。小倉先生が高笑いしたとしても無理は無い。
NHK-朝日問題で声明を出した『報道・表現の危機を考える弁護士の会』などの行動を見ても、弁護士という人種が必ずしも公正・中立で論理的、とは限らないのが明らかになってきている昨今、弁護士が手にするこの権益が濫用されないという保証はいったいどこにあるのか。
「弁護士は信用できない!」とまでは言わない。しかし、どう考えてもこの法案には運用時のチェック体制についての規定が無さ過ぎる。
ちなみに小倉先生による「濫用」についての見解はこうだ。エントリーから抜粋。

それはともかく、今回の人権擁護法案は、人種差別等の禁止に関する部分についていえば、制裁規定が非常に弱いので、2ちゃんねるや一部のブログなどで騒がれているような「濫用」などほとんど起こりえないといえそうです。

なぜ制裁規定が弱い事が、「濫用」の抑止力になるのか。何度読んでも論理的ではない。普通の読解力の人にはこうとしか読めないだろう。
制裁規定が弱いんだから「濫用」されてもどーってことはない
これ、誤読ですかね?どう解釈したらいいんですかね?教えて偉い人!
さらに、今この法案を一番通したがっているのか誰かについても触れておく。
以下は、asahi.com3月5日配信記事より抜粋。

メディア規制「凍結より削除」 人権擁護法案で民主代表
——————————————–
 民主党の岡田代表は5日、愛媛県西条市で記者会見し、政府・与党が今国会に再提出を予定している人権擁護法案で「凍結」とされているメディア規制について「凍結では不十分で、削除が必要だ。一方でメディア規制以外の部分は成立させる必要がある。これから与党側と話し合う中で(メディア規制の)削除を実現したい」と述べた。今月中旬の法案提出後に本格化する与党との修正協議でメディア規制の削除を実現したうえで、法案成立をめざす考えを示したものだ。
 民主党は、02年に人権擁護法案(03年に廃案)が提出された際、対案に(1)報道被害対策は報道機関の自主規制を努力義務とする(2)人権侵害による被害を救済するために新設する人権委員会は独立性を高めるため内閣府に置く――との考え方を盛り込み、メディア規制の削除を求めた。
 今回は「党の考え方は基本的に変わっていない」(江田五月・人権侵害救済法に関するプロジェクトチーム座長)としながらも、友好団体の部落解放同盟が今国会成立の方針を掲げていることもあり、明確な方針を示していなかった。(以下略)

公明党のWEBサイト、「よくある質問」での人権擁護の項では、こんな記述も。

(中略)公明党同和対策等人権問題委員会の山名靖英事務局長(衆院議員)は2月23日に開かれた「部落解放・人権政策確立要求中央実行委員会」の会合であいさつし、同法案について、「日本が人権国家として脱皮するために不可欠な法律。皆さま方の協力を得ながら、何としても今国会で成立させたい」と強調しました。(2005年2月28日現在)

部落開放同盟や公明党がこの法案を通すのにやっきになっているのは、わざわざここで言うまでもなく周知の事実。もちろんある意味においては「擁護されるべき弱者」かもしれないが、本当にそれだけか。人権、平和、差別撤廃など、耳障りの良い言葉の裏に様々な利権があるのがこの国の暗部。
そして、小倉先生へ。
小倉先生のエントリー『続・人権擁護法案』は匿名ネットへの宣戦布告なんだと受け取ります。もちろんそれに対して一定の意義は認めます。無責任な匿名発言への苛立ちもある程度理解できます。しかし、「人権擁護法」をタテにもしそれを行うのであれば、それは『濫用』ではないのですか。
「匿名・実名」の議論において私の再反論に反応しないまま、スルーしたまま先生がそういう事をおっしゃるのは誠に残念です。
最後に小倉先生ご自身が、2005年1月14日に語ったコメント欄の言葉。

弁護士をやっていると、共産党員の友人もいるし創価学会員の友人もいますし、自民党員の友人もいますから、特に含むところはないですよ。

[追記]第二十二条第2項に関する記述を追加。
参考リンクに『若隠居の徒然日記』を追加。
参考リンク:
人権擁護(言論弾圧)法案反対!
「人権」に関しての日弁連のサイトの資料に少し呆れる (愛・蔵太の気まま日記)
人権擁護法案10年史(趣味のWEBデザイン)
人権擁護法案で得する奴は誰だ?(IrregularExpression)
杞憂であってほしい、人権擁護法案への心配 (若隠居の徒然日記)

カテゴリー
TV・映画

小倉先生への再反論

小倉秀夫弁護士より新エントリー『J2氏への回答』が投稿されました。お忙しい中新エントリーを起こして反論頂いた事に関しましては、小倉先生にこの場を借りてお礼申し上げます。
まずは今エントリーの内容に関して再反論です。
各センテンス毎に反論を展開する前に、今回の小倉先生の論旨と争点を私なりに整理させていただきます。もしこの時点で私に誤読があるなら、どこをどう誤読していて、実際の真意はどうであるのか具体的にご指摘ください。
小倉氏の論旨を箇条書きにすると
(1).ある情報の発信者がどこの誰であるのかをトレースする際、その役割分担等について事前にルール化しトレーサビリティを向上させるべき
(2).自らを公然と批判する者(それがたとえ正等な批判であれ)がどこの誰であるのかを知る権利は有って然るべき。
(3).上記2項の「知る権利」において、「ネット上での人格」から「現実社会での人格」までトレース可能でなければならない。(だから現在のTypeKey認証は効果無し)。
(4). (1)~(3)が実現すればインターネット上での自由な発言、真摯な議論は促進される
という4つに分けられると思います。小倉先生はこれらの論点をごちゃまぜにしている感がありますのできっちり分けて考えてみます。
(1)については私も小倉先生に同意なのでこれは争点ではありません。
(2)については、”民事上の不法行為等の用件に限定される”という現行法で十分と考えます。(1)が実現できれば運用上の問題も大きく改善されるでしょう。
(3)については、個人攻撃や悪質な書込みを抑止するのになぜ「現実社会の人格」をトレースする必要があるのか、私には全く理解できません
(4)これについても同意できません。
上記の立場の違いをまず明確にした上で、各センテンスについて反論いきます。

「ネット上での人格」と「現実社会での人格」が切り離され、前者から後者をトレースできない(または非常に困難)ことを私は問題としています。TypeKey認証は、「ネット上での人格」から「現実社会での人格」をトレースする機能は全くありません。したがって、「匿名の恥はかき捨て」的な言動を抑制する機能は「TypeKey認証」にはありません。さらにいえば、個人が複数のメールアドレスを安価または無償で保有することが可能である現在、登録時にメールアドレス以外の情報を求めない「TypeKey」認証では、「1人複数役」を演ずる「荒らし」すら見抜くことができません。

TypeKey認証では「現実社会での人格」をトレースできない
-> だからTypeKey認証には「匿名の恥はかき捨て」的な言動を抑制する機能は無い
という論法なわけですが、一番肝心のなぜ「現実社会での人格」のトレースが必要なのかという説明が、そっくり抜け落ちてますね。
なんの制限をかけなくとも「真摯な議論」が行われているBlogはたくさんあるわけで、TypeKey認証を導入して、Blog主にも非がないのにそれでもなおコメントスクラムが起きてしまうBlogってちょっと私には想像できないです。実際にTypeKey認証で炎上を防げなかったBlogの事例があればいくらか説得力は増すと思いますが、私自身そのような事例をまだ知りませんし。
そもそも今回の小倉先生の様にTypeKey認証の効果について明確に否定的な見解というのは、なかなかこれまで無かったのでHot Wired的にもなかなか面白い問題提起じゃないかと思います。シックスアパートの開発スタッフとかと是非対談とかして頂きたいです。
というか、小倉先生はTypeKey認証を導入された経験はありますか?
TypeKey認証の導入は実際にはコメントスパム対策という目的が多いですが、「普通のコメントも減少してしまう」という理由で敬遠される傾向にあります。「匿名を拠り所とする無責任な発言」に対しては特に有効な抑止力になりうると考えますが如何でしょうか。

ただし、TypeKey認証のようなシステムが、「ネット上での人格」から「現実社会での人格」をトレースすることをそれなりに可能とする形で運用されるのであれば、それはそれで一つの解決手段にはなりうるのだと思います。

名誉毀損や侮辱などの「一線を越えた」書込みに対処するには、相手の実名等を必要とする合理的事由が発生しますが(判らなければ告訴もできないですから)、「批判的なコメントを書いた人間」の実名をBlog主が知ってその後Blog主はその情報をどう使うわけですか?抗議の電話?嫌がらせ?いずれにしてもロクな事にはならんでしょう。
「Blog主を批判する際の精神的障壁」を築くという目的のためだけに個人情報開示を請求できるなんて暴論もいいとこじゃないですか?個人情報保護法の基本理念との折り合いはどうつけるんでしょうか??
それに、Blog主がエントリーで誰かを批判する場合も十分考えられますね。その場合は批判された人間がBlog主の個人情報を開示請求できるわけですか?例えば小倉先生がBlogのエントリーで私を批判すれば、それが正等な批判であっても私は小倉先生の個人情報開示請求できるわけですね?

ADSL事業者等と提携して、その窓口において、運転免許証などの写真付きの身分証明書を提示させ、登録希望者との同一性を確認できた場合に登録を認めるシステム等が考えられるので、それほど非現実的ではありません。

プロバイダ事業者の窓口で登録者との同一性を確認できたとしても、それはあくまでオフラインでの話なので、ネット上の活動とリンクさせるにはとんでもないコストがかかりますよね。法人契約だってあります。企業事務所のWAN経由で社員全員が回線を共有するなんてことはざらにある。やっぱり非現実的に感じますが。

ある議論が真摯なものか否かを「客観的に」判断する基準は確かにないでしょうね。
 しかし、現実社会では、どのような議論を真摯なものと考えるのかについて、ある程度のコンセンサスはありますね。そして、現実社会で「真摯な議論」として考えられているところを、ネット上での議論においてもパラレルに考えていけば、ネット上での「真摯な議論」というのはどういうものかを探っていくことができるのではないかと思います。

まさにおっしゃる通りなんですよ。そこで質問なんですが、ネット全体の論調を相対的に見て小倉先生擁護の立場に立って意見を発している方は極めて少数派に見えます。
小倉先生ご自身のBlogにおける対応が「ある程度のコンセンサス」から外れているのではないかと自らを省みる事はないのでしょうか?この質問にはぜひお答え願いたいです。
私自身、コメント欄の発言者を予め限定する方は初めて見た訳ですが。ましてや自分以外のコメントが全部削除されて自分の書込みだけが並ぶなんて経験は間違いなく初めてですよ。正直申しまして、自分のコメントが削除される以上に不快感がありました。

また、真摯な議論が行われるためには、言葉遣いなども重要です。粗暴な言い回しや、相手を馬鹿にしたような表現は真摯な議論を妨げます。

言葉遣いが丁寧であれば良いわけではありませんよね。慇懃無礼という言葉もあります。「真摯」かどうかというのは、あくまで個々の持つ社会性・公共性・モラル感覚の問題であって、「法律」によって促進されるものなんかではないと考えます。
最後に余計なおせっかい、老婆心です。
小倉先生が「論破されない」事は実はどうでも良いことです。先生への評価が例えコメント欄に書かれずとも「IT法のTOP FRONT」にアクセスしてここ最近のエントリを読んだ一人一人が(小倉先生に対する)各々の評価を心の中で下すのです。どうかご自分の振舞いについて自問自答して頂きたい。

カテゴリー
TV・映画

小倉氏にきっちりと反論してみる

小倉秀夫弁護士Blogは火がくすぶったまま鎮火の気配を見せません。
2月15日のエントリプロバイダ責任制限法第4条の見直しもコメント欄の書き込みは100件を超えました。
コメントの中には実に鋭い指摘も少なからずあるのですが、不毛な書き込みも多い分それに埋もれてしまっている感があります。このエントリでは、小倉氏の「ネットでの匿名性」に関する見解に「きっちりと」反論してみたいと思います。
————-引用
昨今問題となっている「コメントスクラム」という現象にしても、コメント投稿者がblog主に正しい氏名および住所を通知しなければコメント投稿ができないシステムの元では、おそらく発生し得ないでしょう。
—–引用ここまで
「煽りや荒しの抑制」を目的とするならば、TypeKey認証を有効にするだけでその目的は十分に達せられるはずです。それでもなお「正しい氏名住所」を求める必要性について語るのならば、まず「TypeKey認証」では不十分だという証明からしていただかないと議論にもなりません。
そもそもつい最近まで、銀行における預金引き出し被害さえ防げなかった様な状況を考えれば、たかだかBlogにコメントを書く程度の事で「正しい(と証明できる)住所氏名」を求める事がいかに非現実的な話かは自明です。
————-引用
それ以前に、「ある表現を行ったのがどこの誰か」ということをトレースする役割を誰と誰がどのようにして分担するのかについて社会的にコンセンサスが得られていない状態で、匿名による表現に関して特定の役割を演じている者に「ある表現を行ったのがどこの誰か」ということをトレースしなかった責任を不意打ち的に負わせることに問題があると私は主張しているにすぎません。
—–引用ここまで
ネットでの匿名性についてしばしば小倉氏は問題視しているようですが、既存のコミュニケーション手段と比較してインターネットほど情報経路のトレースが容易な媒体はありません。オンラインの情報は突き詰めれば全てTCP/IPパケットに過ぎないわけですから、技術的には全てトレース可能です。だからこそ相応の理由の見当たらない安易な情報開示はプライバシー侵害でしかなく、民事上の不法行為等の用件に限定されるのは至極当たり前の話と感じます。というか上記の通りTypeKey認証で事足りる話なんで、このあたりの議論はいささか「的外れ」な感じがします。
————-引用
 ただ、何人も、匿名性の陰に隠れて闇討ちされることを──それが名誉毀損や侮辱、営業妨害、プライバシー侵害等「一線を越えた」ものとなるなどの特別の事情がない限り──甘受しなければならないというのはおかしいのではないかと私は思います。
—–引用ここまで
コメント欄を無効にする、トラックバックを受け付けない、TypeKey認証を導入する、名前とメールアドレス欄の入力を必須とする、、、等等、これらの選択肢をBlog運営者が持っているにも関わらず「甘受しなければならない」と言い切る論理が理解できません。それらの選択肢を有してなお、法律の改正を正当化するに足る理由があるのか疑問です。実装済みのセーフガードを解除する事をBlog主が自ら判断した場合、ある程度のリスクを覚悟するのが一般人の常識と思いますが。
————-引用
真摯な議論は、議論の両当事者が正面から向き合ったところでこそよく行われるものであることを考えるならば、他人を批判する以上、その批判の対象となっている人に、自分がどこの誰であるのかを知らせることは、ネット上での議論の真摯性を促進する上でも役に立つといえそうです。
—–引用ここまで
「真摯な議論」とは何でしょうか。客観的な評価などできない話ですよね。少なくとも「法律論」と同じ次元の話ではありません。「モラル」の話であれば、Blog主が「真摯」にコメント欄の意見に対応する事こそが「真摯な議論」の第一歩だと思いますがそのあたり小倉氏はどう考えているのでしょうか?
————-引用
この点、現行プロバイダ責任制限法第4条は、情報発信者をトレースするために誰がどのような役割を分担するのかということを全く規定しておらず、また、発信者情報を開示するための条件が厳しすぎるので、この点については見直しを進めるように運動をしていこうかなと思います。
—–引用ここまで
役割分担という意味では、トレース可能な情報のほとんどはプロバイダが持つわけですから、ログファイルの保持期間など、具体的な規定を定めていけば済む話のような気がします。
一方で、無線LANアクセスポイントや、インターネット喫茶などの「開かれた入り口」
でいかにトレーサビリティを確保するかが、抱えている問題としては深刻だと考えてます。(つまりトレーサビリティを阻害するのは、ほとんど「オフライン要因」なのです)
ところで2月13日のエントリーにて、小倉氏は「匿名ブログで批判したり、」と発言しています。匿名ブログとは誠に奇異な表現だと感じます。Blog主のプロフィールなどが曖昧なものを指しているのでしょうか??ネット上での住所・IDであるURLを晒して発言しているBlog主に対して「匿名」というのもナンセンスな感じがしますが、痛くもない腹を探られるのも不本意ですので本エントリーをTBした上で、小倉氏にはメールにて実名、勤務先までお伝えするつもりです。
====追記====
コメント欄にも書きましたが、小倉氏ご本人からメールを頂きました。
2月23日以降に新エントリーにて反論していただけるとの事です。

カテゴリー
TV・映画

ブロガーが真実を暴く時代

アメリカで最も人気のあるキャスターの一人、ダンラザーが捏造報道のカドで米CBSテレビを解雇されたのは今年1月。いわゆるラザーゲート事件だ。
この事件が明るみになる過程で決定的な役割を果たしたのが米国のブロガー達。その詳しい経緯はCNETジャパンの記事を参照して頂くとして、今、日本でもこれと同じような事が起きつつある。いや、はっきり言ってそれ以上のスケールに発展する可能性がある。
世間を騒がせ、ネット上では激論の渦を巻き起こしているNHK政治介入+朝日捏造疑惑問題。
この事件に関するネットでの状況を把握できていない方はまず
Irregular Expression
朝日新聞がデッチ上げた「第二次NHK番組改変問題」まとめ
を参照されたし。時間が許せば他のエントリーもくまなく読んでいただければさらに理解が深まると思う。
さて、この一連のNHK朝日問題で、2月に入ったあたりからとんでもない新事実が殿下さま沸騰の日々や、あんた何様?日記などの著名Blog・日記サイトにて次々と明らかになる。
今回の騒動の発端となるNHK番組で取り上げられた「女性国際戦犯法廷」主催団体バウネットが朝鮮総連の配下組織であると思われる様々な状況証拠だ。
(詳細は以下を参照されたし)
ビックリ!議員会館で朝鮮総連主催の反日集会!
VAWW-NETは総連白山拠点に所在すとの確信を得た。
『見せられません!なんちゃって爆笑集会』へ行った。
そしてその流れを受け、前述のIrregular Expression(gori氏)が2月7日のエントリーでこう呼びかける。

この問題は日本人として小異を捨てて、先ず北朝鮮・朝鮮総連の日本に対する数々の工作活動の一端、そしてそれを支援するマスゴミの実態を暴く事が先決。個々の力は限りがあっても、インターネット上ではリンクすることで他人と連携できる。このブログでも積極的に参考になるblog等をリンクで紹介をするようにしたいと思う。またブログお持ちの方で当サイトをリンク等で紹介して頂いた場合はご遠慮なくIrregular Expressionにトラックバックをブチ込んでください、”連携”しましょう。参考になるサイトをご存知の方はトラックバックでなくコメント欄でお知らせください。一方的な宣伝のような”愛の無い”トラックバックじゃぁ寂しすぎます、愛を感じる相互連携しましょう。

ううーん、熱い!mixiにハマって以降w、WEBのあっちこっちで一閲覧者に成り下がり、情報発信者としての自覚を完全に失っていた自分ですが、熱い檄文により初めて「ブロガー」としての自分を意識しました(苦笑
gori氏の呼びかけに全面的に賛同し、微力ながら協力したいと思います。
あ、音楽ネタやITネタもちゃんと書きますので、あしからず。

カテゴリー
TV・映画

SNSの魔力

実は、先日ある知人から遂に、というか、ソーシャルネットワーキングサービス(以下SNS)『mixi』へ招待していただいた。もちろんかなーり前からSNSの事は知ってはいたし、どんなものかも想像はついていた。
しかし、SNSへの興味が俄然強まったのは、昨年夏にITMediaでこちらの記事を読んでからだった。
そこまでハマルものなのか??仕組みは理解できても、正直どのへんがユーザの心を掴むのか、ちょっとイメージできないでいた。しかし。。。。
始めてから今日で4日。完全にハマってますw
ホントに良くできてますよ。コミュニケーションの負の部分を排除する工夫。コミュニケーションの気持ちいい部分をより高める工夫。目からウロコのちょっとした気配り。職業柄システムを供給する側の目線にたってついつい見てしまうわけですが、排他的で濃密なこのコミュニケーション空間は、知らないとマジで損な気がする。
とゆーわけで、近々私から招待状が届く方もいるでしょう。お楽しみに!

カテゴリー
TV・映画

Googleのページランクダウン

2005年に入ってから「音極道」TOPページのGoogleページランクが3から2にダウン。けっこう大きな算出ロジックの改定があった模様です。
ページランクというのは、おおざっぱに言うとGoogleが独自に算定しているWEBサイトの格付けで、Windowsユーザの場合、Googleツールバー(IE専用)、PRGoogleBar(Firefox向け)などをインストールすると参照することができます。
ちなみに、あのモノトーンCDさんでもランク3ですから、ウチみたいな低PVのサイトが2というのは妥当な改定だと思います。
ページランクは気になりだすとなかなかハマルものでして、個人運営サイトでは音楽配信メモさんのランク6が私の知る限り最高ではないかな。あ、今回の改定でCNETJapanが8から7にダウンしましたね。8というのも不自然に高すぎのような気がしてましたから、これも妥当なんでしょう。
ちなみにこの茶室は前からランク2のままですな。今年は音極道ともどももっとランクが上がるようにがんばってみます。外部サイトからのリンク数、リンク元サイトのランク、などが影響するわけですが、結局よそ様のサイトからリンクされる為の基本はやっぱり更新頻度なんでしょうなー。がんばろ。

カテゴリー
TV・映画

BlogHacks

bloghack.jpg

BlogHacksという本を買いました。忙しさにかまけていまだにMovableTypeのソースを一行も見ていない自分に叱咤!!!ピシッ!バキッ!ひでぶっ!!
というわけで、今年1年かけて(長すぎ?)MovableTypeの神に上り詰める予定です。その前にココのデザインももうちょっと何とかしないと。

カテゴリー
TV・映画

新譜購入!!

最近、出費がかさんでぜーーんぜーんお金が無い!!ので、欲しい新譜がたくさんリリースされてても買うのは厳しいかなーと思ってた。コートのポケットから一万円札が出てくるとか、そーいった奇跡に頼るしか無い状況だったんすが、あったんすよ、ヨドバシのポイントが!!気がついたら2万円近く溜まってました。ヨドバシカメラでCDとか買うってゆー習慣が無かったもんで気づかなかった。
とりあえず新譜を3枚買うことにしたんですが、新譜買うのは半年ぶりくらいなんでホント欲しいものばっかりで悩んだっす。で、とりあえず以下の3作GET。
東京事変「教育」
HALCALI「音樂ノススメ」
U2「How to Dismantle an Atomic Bomb 」
3作とも良い!詳しいレビューは後日。
椎名林檎の3rdアルバム(東芝EMI)もHALCALIのファースト(フォーライフ)もCCCDだったんでちょっと不安もあったけど、無事全てCD-DAだった。東芝EMIもフォーライフも特に表明していないが、CCCD回避の流れは確実に音楽業界全体に浸透しつつあるのを再確認。やればできるじゃん。