前原誠司という男



前原誠司が民主党代表に選出された。
「解党的出直し」を求められる代表選挙でその結論が「管直人」だったならお笑いネタにしかならなかったわけで、とりあえずこの結果は歓迎されて良いだろう。
早速今日(9/18)朝のフジテレビ『報道2001』に前原新代表が出演していた。
番組の印象含め、とりあえず現段階で私の目から見た「前原誠司」という政治家の人間像についてちょっと語ってみたいと思う。
まずは、前原氏のWEBサイトからプロフィールを見てみよう。

昭和37年 4月
 京都市左京区に生まれる(1962年4月30日生)
 昭和44年 4月
 京都市立修学院小学校入学
 昭和50年 4月
 京都教育大学教育学部附属京都中学校入学
 昭和53年 4月
 京都教育大学教育学部附属高等学校入学
 昭和57年 4月
 京都大学法学部入学、国際政治学(高坂正堯ゼミ)を専攻
 昭和62年 4月
 (財)松下政経塾入塾 第8期生
 平成 3年 4月
 京都府議会議員選挙(左京区選出)において府議会史上最年少の28歳で初当選
 平成 5年 7月
 第40回衆議院議員総選挙において初当選(旧京都1区選出)
 平成 8年 10月
 第41回衆議院議員総選挙において2期目の当選
 平成 12年 6月
 第42回衆議院議員総選挙において3期目の当選(京都2区選出)
 平成 15年 11月
 第43回衆議院議員総選挙において4期目の当選(京都2区選出)
 平成 17年 9月
 第44回衆議院議員総選挙において5期目の当選(京都2区選出)

ここで特筆すべきは、京都大学で高坂ゼミ門下である事だろう。
松下政経塾出身だとは知っていたが高坂ゼミ出身とは知らなかった。高坂正堯と言えば、晩年はサンデープロジェクトのコメンテーターとして茶の間にも親しまれた、現実主義的政治外交論の巨匠である。「報道2001」の番組中も何度か高坂氏の名前を出していたし、彼の政治思想の基礎は高坂ゼミで築かれたたのだろう。親中派の多い民主党の中ではユニークな存在と言える。このあたりはわりと好感が持てるし、学生時代の経歴としてはおそらく最高レベルだ。
1993年7月に新党ブームの追い風に乗って日本新党から初当選。
で、面白かったのが、1995年にフジ「報道2001」番組上で行われた一回生議員9人によるディベート大会で安倍晋三らを抑えて優勝したというエピソード。この話も今日の報道2001で紹介されて当時のVTRもチラっと放送されたのだが、他にも高市早苗や松沢しげふみの姿もあって、錚々たるメンバーだった。どうやら弁が立つという意味でも最上位クラスらしい。
実際、今日の「報道2001」番組中の受け答えもほぼ完璧という印象だった。
頭の回転も速いし、ソツがない。落ち着きもある。岡田克也あたりと比べちゃうと格が違うという感じだった。
しかし、どうも好きになれない。
一言で言うと、橋本龍太郎を見ている感じなのだ。エリートで政策通、論理的でなめらかな弁舌。そこそこ良いルックス。で、それらの要素から醸し出される自信過剰な感じと、親しみにくさ。
まずお笑いネタにはなりにくい。その点だけは管直人の足元にも及ばない感じだw。
まさに橋本龍太郎タイプ。
節操の無さも気になる。電脳補完録 によれば、前原誠司は拉致議連と日朝友好議連の両方に所属している。
この組み合わせは普通に考えればありえないだろう。それぞれでちゃんと活動しようとすれば確実に自己矛盾に陥る。選挙用のポーズなのか日和見主義者か。謎である。
2ちゃんねるでは、府議会時代の「同和推進副委員長」という経歴がオフィシャルサイトのプロフィールから突然削除されたという事で昨日から話題になっていた(関連記事)。スクリーンショットを見る限りガセではないっぽい。経歴そのものよりも「削除した」事の方が気になる。
この削除が「ネット対策」の一環だとすると、「ソツがない」にも程がある。府議会時代のこの程度の役職で神経質になるのは、むしろ逆効果だと思うのだが。こんな細かいとこにまで気がまわっちゃうところが逆に危うい。やましい事があるのかとかえって疑われるでしょうに。それとも、前述した「節操の無さ」となんか関係があるのだろうか?
それから、JSFさんの記事(&コメント欄)で知ったのだが、前原は軍事マニアかつ鉄道マニアで、前防衛庁長官の石破茂氏と意気投合だったらしいw。
こういう一面をどんどん強調していけば「親しみやすさ」もいくらかアップするかもしれない。
そういえば、前原と石破で検索してて、こんな議事録を見つけたのだけど、このやりとりも2人でニヤニヤしながらしてたのか。ちょっと笑えるw。
「好きになれない」とは書いたものの、現在の民主党においては最上位の人材である事は確かだろうし、党首討論などでは小泉がタジタジになる場面も多くなりそうだ。
ある程度固定ファンも増えそうだし、自民党が自滅すれば、風を掴むくらいのポテンシャルは秘めているだろう。
謎めいた部分もあるし、ネットでもはっきりとした評価は留保してその言動を見守ってる人が多い感じがする。それにしても、基本的にリアリストである筈の前原が、どういう理由で「外国人参政権に賛成」しているのかはぜひ聞いてみたいものだ。

「前原誠司という男」への6件のフィードバック

  1. ご教祖>
    >デザインが変わってるというのも微妙なところ。
    それ!!なんか自分がWEB担当者だったら、「ねーこの1行いらなくないっすか?」とか言っちゃいそうな箇所ではあるんすよねー。
    でも修正入ったのが16日深夜というのがなー。
    タイミング的にはやっぱり変。2ちゃん対策だったのかなー。だとしたら薮蛇だよなー。

  2.  ネットに積極的、というのがウリだからこそ、早急にサイトを更新しておく必要はあったとは思うんですけどね。ただ、リニュ的に作り替えるまでしなくても……とも思うけどw
     あと逆に、「府議会時代のこの程度の役職」という認識だからこそ、深く考えずに「もういいだろ」ということで切れる、という考え方もあるし。
     個人的にそこはそうツッコミどころなのかなぁ、という気は今のところ。京都ってことで、野中氏の流れとどこかで繋がっているというなら、おもしろそうだとは思いますヽ(´ー`)ノ マターリヲチ
     それにしても日朝と拉致と両方の議連に属するとは、なんだろうな(;´Д`)

  3. 小沢さん、代表代行への就任するのかな。
    前原さん(しゃべるとき、口がナナメになるクセがあるみたい?)が要請してるんですよね

  4. 代行には旧社会党の赤松が就任。ネクスト厚生労働大臣に仙谷と、やはり党内左派を全部切るわけにはいかなかったようで。

  5. ご教祖>
    > ネットに積極的、というのがウリだからこそ、早急にサイトを更新しておく必要はあったとは思うんですけどね。
    個人的には、自身の政策を広く浸透させる手段としてネットをうまく活用する事にはやぶさかではないですが、2ちゃんの動向に気を配り過ぎたりするのはちょっと興ざめっすね。「スケール小せえ」っつうか。
    おっしゃるように、京都という土地柄を考えれば新人府会議員がどんな役職しようがツッコミどころではないっすよね。しかし野中との関係はよくわからんっすねー。政党を超えてそんな事ってありえるのかな。
    Amiさん>
    代表代行ってどの程度実権あるんすかね。「軽くてパー」じゃない今度の代表だと、小沢もやりづらいでしょうなー。
    JSFさん>
    副代表って4人いるらしいっすね。まあ全てのポストから社会党色が一掃されればそらホントのサプライズですが、まあそうもいかんのでしょうな。
    重要ポストから外れただけでも一定の評価はしてあげたいとは思います。
    次の内閣ったってママゴトみたいなもんですからね。こーゆーところでガス抜きする分にはまあ有りかなっと。

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