ジョンケージ『4分33秒』オーケストラ実演の様子



ジョンケージという、20世紀を代表する前衛作曲家がいる。『4分33秒』はおそらく彼の作品の中で最も有名だろう。
この曲をおおざっぱに説明すると合計4分33秒間演奏者が「何もしない」沈黙の音楽である。初演はピアニストによるものだったが、これまであらゆる楽器の演奏家がこの曲を「演奏」している。
YouTubeで、この曲のオーケストラによる実演映像を見つけた。
おもろい。何度見てもコントにしか見えない。客なんて半笑いじゃないか?つか、明らかに曲間でワザと咳とかしまくってるw。
しかし、全然失礼な感じじゃないんだな。むしろリスペクト感が伝わってくる。
客も演奏者もなんだか楽しそうでいい。
ジョンケージには賛否両論あるが、個人的には正真正銘の天才であったと思う。そして、凡人から見れば突出し過ぎた天才は「ネタ」でしかない。
『4分33秒』はiTMSでもダウンロードできると聞く。ジョークなのかマジなのか。というか、ジョークで良いのだ。
ネタとして扱うのは、凡人が天才に敬意を表す作法なのかもしれないと、映像を見てて思った。

「ジョンケージ『4分33秒』オーケストラ実演の様子」への10件のフィードバック

  1. どもお久しぶりです。
    これBBCでやった世界初の4:33テレビ放送の奴ですよね。ちょうどロンドンにいたときに、ラジオでリアルタイムに聞いていました。
    なんか30秒以上だったかな、それ以上の沈黙があると放送事故の非常システムが発動してしまうので、BBCはコンサートの為にわざわざそのシステムを回避するシステムを作ったとか、そんな話を聞いたことあります。
    映像で見れてちょっと感動しました。

  2. cioさん>
    そーそー。その記事私も読んだけど、マジで笑えますよね。最高っす。
    結局一般人の規格から見ると、天才ってのは「変人」なんだよなー。だから、その「変」な部分をスルーしちゃうとウソっぽくなっちゃう。ちゃんと笑ってあげなきゃっていう。
    Takaさん>
    お久しぶりですー。
    >それ以上の沈黙があると放送事故の非常システムが発動してしまうので、BBCはコンサートの為にわざわざそのシステムを回避するシステムを作ったとか、そんな話を聞いたことあります。
    スゴイ!貴重な情報ありがとうです。
    BBCオーケストラだったんで、そうかなと思ってたのですがやはり!いろいろとコストが掛かってる訳ですね。
    おもしろいなあ….
    NHKもこのくらいの事してくれたら、少しは見直すんですけどねw

  3. 全ての状況(調律もホールも観客も指揮棒も)が整っていながら、ただ「演奏」だけがなされないっていうところから、「演奏とは何か」が逆説的に示されている気がしますね。
    物凄く意味深な作品に見えて実はケージによるギャグでしかないのかもしれません。だけれども、これによって音楽に色んな解釈や思考の可能性をもたらしたことはケージの業績として非常に大きいと思いました。

  4. 4分33秒間って長さにはなんか
    意味があるのかなあ、とちょっと思いました。
    沈黙の限界!?とか^^

  5. Amiさん>
    もともとこの曲は「沈黙」ではなくて「オーケストラの外の音」に注目してほしいって趣旨の曲らしいです。
    野外コンサートだったら風の音とか木の葉のざわめきとか会場の外の喧騒とか、そういうものを味わうものらしいです。
    んで、楽譜には別に「4分33秒黙ってろ」とかって書いてあるわけじゃなくて「第一楽章=休む」「第二楽章=休む」と、第四楽章まで書かれてるだけなので「正確には」4分33秒の曲と決まってるわけでもなくて。
    ただ一番最初に公演されたときの長さが4分33秒だったので、そーゆーふーに呼ばれてるだけらしいです。
    …つまり「解釈」によっては数年、数十年単位で沈黙し続ける…いや、演奏し続けるってコトもありうるわけで…
    (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

  6. cioさん>
    >もともとこの曲は「沈黙」ではなくて「オーケストラの外の音」に注目してほしいって趣旨の曲らしいです。
    そうだったのですか!?なんか奥深い感じがしますね(´・ω・`)
    解釈によって、演奏時間がそんな時間になるのですか・・
    キャー(≧▽≦)

  7. こんにちは。
    話には聞いていたのですが、初めてこれを見ました。
    この人は本当にすごい人ですね。
    わかったことにして片付けた瞬間から陳腐になってしまうものを作れる人こそ、本当にすごい人だと思います。

  8. またまた超遅レススマソ。
    >makouさん
    ケージは、音楽家の脳みそに直接革命を起こしたと思ってます。彼の業績は作品ではなく思考にこそあります。
    ちなみにこれ、BBCオーケストラの人件費がまるごと発生するわけですよねw。4分33秒は、大掛かりな程、ばかばかしくそして価値がありますね。
    >cioさん
    4分半の長さの沈黙の音楽を作って、音楽制作会社に売りたいという発言を自書の中でケージはしていたようです。ただ、この曲自体はおっしゃるとおり、長さの指定はないです。
    確かに、誰かが数十年単位で演奏始めてもおかしくありません。結局みんな面白がってるわけですなw。やっぱりネタとしては最高です。
    >Amiさん
    この曲なら、Amiさんも超一流演奏家と同じ演奏ができますぜ!
    キャー(≧▽≦)
    tinkojiさん>
    はじめまして!
    >わかったことにして片付けた瞬間から陳腐になってしまうものを作れる人こそ、本当にすごい人だと思います。
    誰かが片付けて初めて気づく。最初に片付けた人はやっぱり偉大です。せめてその偉大さには気づく人間でありたいっすね。

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