前エントリーで言及していたトリップ機能。
ニヤリの和尚さんがやっちゃってくれました。仕事速いよ和尚!GJ!!
話はちょっと逸れますが仕事が速いというのは、優秀なエンジニアの最大の証明です。仕事の速いエンジニアで、その中身がグダグダというのは不思議な程稀です。むしろ時間を掛けすぎる人の方が問題点を複雑に考えすぎて作ったものもわけがわからなかったりします。仕事が速いエンジニア、それは「使える男」の証明なのです! と、このくらい褒めておけばいいかな(何が?)。

とりあえず和尚のエントリーに従って修正加えてみました。このエントリーはしばらくテスト場と化しますがお気になさらずに。コメンターの方もいろいろ試してみて結構です。
エントリーにいろいろ追記するかもしれませんし、コメントは一部整理するかもしれません。あらかじめご了承ください。
和尚の修正から、できればさらにカスタマイズしてみようと思っていますが、とにかく和尚様、ありがとうございました。

最近は、ブログ「炎上」なんて事件が頻発してきましたね。

「CODE」が法なのだ。by レッシグ

コメンターのモラルになんぞ期待してはいけません。人間はおろかな生き物なのです。
重要なのは、いかにコメンターのモチベーションを下げるかに尽きます
というわけで今回は、深く考えたわけじゃないんでちょっと適当ですがw、ブログ主がどんなに非常識な事を書いても「絶対に荒れないブログ」を実現する機能を考えてみました。


(1)トリップ機能


まずは基本的なところから。2ちゃんなどでおなじみですね。なりすましを防ぐための簡易パスワードのようなものです。トリップは暗号ロジックで不可逆変換された文字列として表示されますので、第三者からはトリップの特定は困難です。コメント欄程度であれば、これでも十分効果はあるでしょう。
[追記]
fc2ブログでは既にトリップ機能実装しているようです。知らなかったorz


(2)輻輳制御機能


似たような機能はすでにあるかもしれませんが、これは1時間あたりに投稿できるコメントの数を設定してしまおうというものです。例えば、「10コメント/h」に設定すれば、バースト的にコメンターが殺到しても10件目以降のコメントは「もうしばらくお待ちください」て感じではじかれます。そうこうしているうちにコメンターのコメント意欲は下がります。荒れそうになったらこの値を「0.5コメント/h」くらいにすると効果てき面です。


(3)NGワード登録機能


まあ、これもわりと基本ですね。こういう機能は、「死ね」が「氏ね」になるだけだろ、という方もいますがひるんではいけません。イタチゴッコでもいいので、バシバシ登録しましょう。ありとあらゆる誹謗中傷語を登録しまくるのです!もう、コメンターが「どれがNGワード?」と悩むくらい登録すれば、コメンターのコメント意欲はどんどん下がります。がんばって!


(4)OKワード強制機能


これは、NGワード登録の発展形です。もっと積極的に「気持ちのいいコメント欄」を目指す人向けです。
「最高です」とか「勉強になりました」とかOKワードをあらかじめ登録しておきます。で、コメント内にOKワードが含まれていないコメントは全部はじかれてしまうというものです。
これはやりすぎると誰もコメントをつけてくれないという状況になりやすいので注意が必要です。


(5)プロバイダー照合機能


コメント欄に「プロバイダー申告欄」を必須入力にします。んで、リモートホストと照合して一致したものだけを受け付けるというものです。
IP詐称などはこれで事実上困難になりますし、プロクシ経由、あとリモートホストを特定できない書込みなどもできないでしょう。これでトレーサビリティはバッチリです。


(6)コメンター事前登録機能


これはMovableTypeなどでは実装済みですね。文字通り、許可するコメンターをあらかじめ登録できるようにするという機能。一見さんお断りな敷居の高いブログが実現できます。


これらに、既存のTypeKey認証なんかも組み合わせるとさらにいろいろな制限が可能でしょうね。いかがだったしょうか。これらの機能を実装したブログができれば、炎上などを引き起こす卑怯系コメンターを憎む方々のお役にたてると思うのですが。

今日の結論:匿名とか実名とか、あんまり関係なかったですね

ここ最近また「匿名実名」論争が再燃しているようだ。
いまさらこの話題に触れるのは何故かというと、単に自分が完全に波に乗り遅れただけなのだがw
しかし後発であるが故に見えてくる事もある。
一昨日あたりから「匿名実名」論争に関する記事を手当たり次第読み漁ってみた。とにかく今回は論争に参入しているBlogの数がものすごく多いのにまず驚いたわけだがとりあえず全体を見渡してみて、この論争のカギとなりそうなポイントを私なりに整理してみよう。

  • 実名支持者が期待しているのは、実名を強制する事によるモラリティの向上である。 (逆に言うとそれ以上のものは特に求めていない)
  • 実名支持者の多くは匿名発言者に対して憎悪に近い嫌悪感を抱いている。
  • 名無しやステハンによる発言は、総じてモラリティが低い傾向にある事は、匿名支持者も認めている。
  • コテハンに対する評価が、実名支持か匿名支持かの分岐点の様に見うけられる。
  • 匿名支持者の論拠の多くは、「実名を書いたとしても実名である事を証明する手立てが無い」点である。
  • 匿名か実名かに関わらず、この論争に参入する多くのブロガーが「自分の場合」について言及している。

さて、上の6つの内で私が特に重要だと思うのは6番目の『自分語り』である。
そのうちいくつかをピックアップしてみよう。

札幌から  ニュースの現場で考えることの高田昌幸氏の場合。

私の場合。匿名にしなければならない理由がなかった。仮に匿名で書いたとしても、書きたいことを書いていれば、そのうちに「ああ、あいつだな」くらいは、近しい人たちにはきっと分かる。それに、この1年くらい力を入れていた警察裏金問題も書きたくなるだろうし、後で「だれだ?だれだ?」みたいになるのも面倒だった。実名で始めた理由は、そんな程度である。

304 Not Modifiedのまなめ氏の場合

私の場合を述べます。

私は、例えどんな名前でも、メルアドまたはサイトアドレスがない人の批判には答えなくても良いと思います。ちなみに、私はそういう形での批判・反論には、思いつく限りすべて答えてきたと思ってます。理由は、批判した人へのことばではなく、主に私への批判を見た常連さんへの配慮です。1,000hit/dayの少年誌ファンサイトやってたので掲示板への反論はときどきありました。しかし、「ただの広告」「ネタバレ」「意味を為さない文字の羅列」以外にはどんな反論にも答えるのが管理人だと考えていましたし、そう行動してきました。(反論を荒らしと捕らえられたくないのが最大の理由でしたが)
しかし、信用できる意見かどうかとなると、最低限「メールアドレス」か「サイトのアドレス」は書くべきだと思います。フリーメールでもかまいません。本人と連絡ができる手段は残すべきだと考えます。私自身、掲示板に書く際はメールアドレスを、ブログにコメントする際はサイトのアドレスを書くようにしています。もちろん、HNは「まなめ」です。

きりがないので上記2つに留めるが、多くのサイトを見て気付くのは、「匿名か実名か」についての見解を決定する要因は極めて「個人的な事情」に依存するという事だ。

「実名」というのは言うまでもなく「個人情報」であり、言い換えればプライバシーの一部である。
サイバー法学者の世界的権威であるローレンスレッシグ氏の発言からプライバシーの基本に立ち返ってみよう。氏の著書「CODE」から抜粋。(強調は引用者による)

個人・私的情報について、人は法と取引したりしない。法はこうした事実の公開と引換えに独占権を与えてくれたりしない。 ~中略~ 個人は、自分についての情報をコントロールできなきゃいけない

つまり、個人情報をどこまで公開するか決定するのは、あくまで「自分」だということだ。だからこそ「人それぞれ」なのである。人それぞれ、「匿名」にしても「実名」にしてもメリットデメリットがある。誰もがメリットとデメリットを計りにかけて自ら結論を出しているに過ぎない。これは他人が決定する事ではない


だから「匿名か実名か」というアジェンダ設定で議論する限り永遠に結論など出ない。「蕎麦とうどんとどっちが美味いか」言い争う様な不毛な議論にしかならない。この問題を本当に解決しようとするならば、目指すべきゴールはどちらかの排斥ではなく「匿名主義」と「実名主義」が等しく尊重され共存する事だ

共存する事は全然難しい話ではないと思っている。各々がこの問題を「個別の問題」である事を認めるだけで済む話だ。要するに、各自の思うルールをローカライズして境界線をはっきりさせる事である。
この論争の発火点の1つである苫米地氏の場合を見てみよう。(強調は引用者による)

 従って、私自身は、どんな理由があっても、匿名のブログは全く評価しない。自分の発言を自分が誰だか明かすという最低限の勇気のない人は相手にする時間がもったいない。

これは、本ブログのトラックバックやコメントについても同様だ。コメントにしても、トラックバックにしても、匿名のものを相手にするのは、私も私のブログの読者も、貴重な時間がもったいない。

前に、コメント欄の書き込みの削除の基準について質問があったが、その時には、以下のように答えている。

「削除する基準は、まず、よくアダルト系サイトから来るのだが、本ブログの内容と何の関係もない、自分のサイトへの誘導を目的とした書き込み。また、明らかに、当該書き込みの内容と関係のないコメントもこれに含まれる。その他、本ブログの読者の役に立たないと思われる知的レベルの低いコメントも、気がつき次第削除する。こういったことを、書きたい人は、自分のブログを上げてそこに書くことをお勧めする。コメント内容が同調か否かは関係がない。本ブログでは、上品かつ、知的レベルの高いコメントをすること。そうでないものは削除する。」

読んでいただければ判るように、実は苫米地氏もこのルールがローカルである事を自覚している。にも関わらず話を突然一般化して「匿名ブログはやめてしまえ」とやるからややこしくなるw。かなり稀有なローカルルールだとは思うが、氏のブログを拝見するとなかなかどうして、見事にご自身の規範をきっちり実践してある程度秩序を保つ事に成功しているようだ。

ローカルルールの境界線をよりハッキリ読者に意識させるような試みは有効だろう。例えば、アダルトコンテンツへアクセスするのによく「あなたは18歳以上ですか?」というダイアローグが出てくるが、どうしても実名を求めたいブロガーは冒頭で、「このサイトで発言するには実名を求められます。よろしいですか?」てな感じで簡単な承諾を得るだけでもかなり効果はあると思う。これならコメンターも削除されて文句を言う理由は無い。なにしろ、「実名主義者」が本当に求めているのは実名ではなく「モラル」に過ぎないのだから。

とはいえ、各々が匿名と実名のメリットデメリットを考えるという意味では他のブログでも有意義な議論が多かったと思う。
前述したものも含め以下に特に私が興味深かったものを列挙しておく。
(ちなみに私個人の考えに最も近いのは一番上に挙げたマーケットの馬車馬さんでしょうか。それからantiECOさんが言及している様な件は私も一番恐れている事です。ホントにゾっとします)

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