ブログを書き続ける限り、未熟だった過去の自分から逃れられない

前エントリーに対する批判。
オオツカダッシュ:感銘を受けるエントリならば、何でもいいのか

音極道茶室: ブロゴスフィアのヨハン
こういう「優越感」と「侮蔑感」を剥き出しにしたエントリは、その正当性如何にかかわらず書くべきではないだろう。

なんというか、こういう「卑しさ」をあからさまにしたエントリを書く人が、他人の「卑しさ」を問題にする、そういうやり方から読み取れるのはまた別種の卑しさでしかない。

あるいは、立派なことを言ってるのかもしれないが、その立派さだけを消費してやりすごしていくようなことは、ソーシャルブックマークの弊害である。例えどんな立派な言葉であるとも、言動が一致しないところからは、何か価値ある議論になるようには思えない。きれいごとをそのまま消費して、はたしていかなる意味があるというのか。

この引用にある「ブロゴスフィアのヨハン」というのは、私がおよそ10ヶ月前に書いたエントリー。
はっきり言ってこの頃は、私が前エントリーに書いたような「自らの卑しさ」にまったく無自覚だった。
だから、こういうエントリーを平気で書けた。今でも書けない事は無いが、躊躇する。
この10ヶ月、様々な意見や新しい知識に出会ってきた。そこには自分自身の変化がある。それなりに成長はしていると思う。
ブログを書き続ける過程で自分自身の考えや振舞いが変化した時、それは同時に変化する前の自分と対峙させられるという事だ。過去の文章をアーカイブとして蓄積する限り、未熟だった過去の自分から逃れられない。
上記エントリーに限らず、1年近く前の自分の文章はどれもこっぱずかしいものばかりだ。過去の自分の文章を読んで恥ずかしさを感じたという経験は多くの人にあるのではないか。恥ずかしい過去の文章は削除するという選択肢もあるだろうが、そんな事は自分としてはしたくない。
ちなみに、私の小倉先生に対するスタンスは今でもそれほど変わってない。自らの卑しさを自覚した上で、言うべき事は言うつもり。
まあでも、たかだか10ヶ月前の自分でも今思えばいろんな意味で未熟だった。それは率直な思いです。しかしだからといって、それが今現在の自分の文章の価値を下げる事にはならないでしょう。トニオさんも、今後もし成長する事があるならば、いずれ自分の過去の文章に赤面する事もあると思いますよ。

『ホテルルワンダ』エントリーの真意について(補足)

前エントリー『ホテル・ルワンダ』が役に立たない?? の追記です。
とりあえず前エントリーに言及くださった記事、コメント等出来る限り目を通しました。
本来は個々に返信すべきかもしれませんがご容赦ください。どの意見も興味深く読ませていただきました。
まず、「ケンカを売って来たのはむこうなんだから当然の反応ではないか」というニュアンスの指摘は、エントリーにコメント下さったmaroyakasaさんを始め、ぶくまコメントでも多数ありました。
その通りだと思います。
それは確かに「当然の反応」だと思います。
これが「単なるネット上の揉め事」であれば、私もわざわざ言及しないし、間違いなくスルーしていたでしょう。
しかし、町山氏は「ホテルルワンダ」の上映に尽力し、パンフに寄稿した御本人です。その町山氏と、映画を見た一観客に求められるモラルのハードルが対称とは(少なくとも私は)考えませんでした。つまり、町山氏には「当然の反応」以上のものを求めたわけです。
「私たちは誰でも人を差別して迫害する、虐殺の種を秘めている」と語ったそばから、怒りも顕に一ブロガーに反撃する町山氏を見て「もったいない」「元も子もない」と。
この「私たちは誰でも」という部分が重要で、本来この「誰でも」には、町山氏も私も件のブロガーを批判していたコメンターも全て含まれるはずです。
他人は勢いよく批判する割に、自分自身の内にある「差別の種」にはあまりに無頓着な物言いに「違和感」を覚えたわけです。
人間は誰しも愚かで、個人差はその強弱に過ぎません。
その中で、自分より明らかに「愚かな」人間を見つけて「攻撃」する時、そこには「自分はここまでバカじゃない」という優越感と、その人間に対する侮蔑心が必ずあるはずです。
他人を攻撃するな、とかナイーブな事を言うつもりはないです。しかし、せめて自分の心中に宿るある種の「卑しさ」に「自覚的」ではあるべき。言いたい事はそれだけです。
計らずも、徳保さんのエントリーぶくまコメントはそういう心情に近いものが多くて興味深いです。
例えばREVさんのコメント

REV 『[meta]映画を上映するのも、感想を書くのも、感想に反論するのも、コメントが荒れるのも、
荒れたコメントにエントリーを書くのも、そのエントリーを炎上させるのも「人間なんて、こんなものですよ。」

御意。
ではあるけども、ホテルルワンダの話題で結論が「人間なんて、こんなものですよ。」じゃああまりに悲しすぎる。だから、こういう状況を誘発した町山さんに一言言わずにはいられませんでした。
それと、トニオさんの指摘で気付いたのですが、町山さんエントリーのぶくまコメントから、「レイシスト」という表現が消えていました。
ぶくまごと削除されたのか、コメントが修正されたのかは定かではありません。また、どういう意図で表現を削除されたのかも不明ですが、これはちょっとうれしかった。
これだけでも、私のエントリーは無意味ではなかった。こういう変化は肯定的に受け取りたいです。
それにしても、件のブログはどんどん暴走がエスカレートしているみたいですね。
ああなると誰も止めようが無い。どんな結末になろうと、後味は悪いでしょう。
この件については、これで最後にします。

『ホテル・ルワンダ』が役に立たない??

ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 – 『ホテル・ルワンダ』なんかまるで役に立たない!この人を見よ!
を読んで。
誤解を招くかもしれないのであらかじめ断っておくと、町山氏がリンクした先のブログ主を擁護する意図は微塵もない。
しかし、この記事に対するブックマークコメントには強烈な違和感を感じた。町山氏の行動が親切?丁寧??私には理解できない。
町山氏が取ったような行動が「評価」されてしまうところに、ネット上で起こる多くの不毛な衝突の本質があるような気がする。
今回の町山氏の記事内容には同意する。その主張は全くもって正論だと思う。
特に共感するのはこの部分。

このルワンダの事件を、遠いアフリカの出来事として観ても意味がない。
虐殺は、どこの国でも起こってきたし、これからも起こり得ることであって、
私たちは誰でも、人を差別して迫害する、虐殺の種を秘めているんだということを自覚し、
ルワンダみたいな状況になった時、ポールさんのように行動できる人間にならなければ。

しかし、当然この世の全ての人がこのような崇高な主張を理解できているわけではない。
否、「理解したつもりになっているが行動が伴わない人」も含めれば、この世の殆どの人が理解できていない。
町山氏は、なぜ件のブログへリンクを貼り、あのようなエントリーを書いたのだろうか?
前後の文脈から解釈すれば、「こんなどうしようもないバカがいますよ皆さん!」という意味以外にその意図を読み取れない。
これでは2ちゃんねるにありがちな「痛いブログを晒せ!」的なスレとメンタリティは何も変わらない。
結果的に件のブログへ大量のアクセスが流入し、ちょっとしたコメントスクラム状態になっている。ブクマコメントでは、ブログ主に対して「レイシスト」「キチガイ」などの一方的で醜悪なレッテル貼り。建設的な進展など期待できるはずもなく、不毛な衝突を誘発しているだけだ。
「私たちは誰でも人を差別して迫害する、虐殺の種を秘めている」と自覚しているはずの人が「無知」「愚か」な人間に対してかくも非寛容になってしまう。
これだからこの世から差別も迫害もなくならないのだ。
確かに件のブログ主の主張は明らかに「間違っている」し、「見識を改めるべき」である。「差別的言動」も端々に見られる。しかし、この人は本当にレイシストだろうか?
町山氏がリンクした先の記事を冒頭から引用してみる。もう一度冷静に読んでみて欲しい。

いや、映画はよかったです。
 こういう映画にありがちな、事実の再現のとどまっているだけの映画ではなく、エンターテイメントとしてもきちんとした作品に仕上がっていると思いました。
 ぜひ、多くの方に見ていただきたいと思います。

まず生粋のレイシストならばそもそも「ホテルルワンダ」を見に行こうとは思わないだろう。
それどころか、「多くの方に見ていただきたいと思います」とまで言っている。
私がこの人の文章から読み取ったのは、「若さ」「幼さ」である。
「嫌韓流」は読んで当たり前、普段も2ちゃんねるやmumurブログやアジアの真実なんかを熱心に読んでる若年層、みたいな印象。
正直、そんな若者は想像以上に膨大な数いるだろう。
好むと好まざるに関わらず、現実に大勢いる。
大勢いるが故に、比較的安易に自らの「正当性」を信じている。というか人は誰でも「自分は正しい」と思っているわけで、他人の考えを変える、というのはそう簡単に出来る事ではない。
ましてや、晒し上げのような取り上げ方でリンクしても反発を招くだけなのは自明だ。
真剣に差別や迫害を無くそうと思うのならば、それがいかなるベクトルであれ、憎悪や嫌悪を増幅させる方向には行動しない事が重要だ。
無知な若者のブログをリンクで晒し者にする行為は、結局新たな憎悪や嫌悪を生む。そういう意味で、町山氏の行動は全然親切でも丁寧でも大人でもない。
私なんかはむしろ、そういう「嫌韓」「反中」的ネット言論に感化された若者が
「ホテルルワンダ」を見に足を運び、「多くの人が見るべき」とまで言っている事に希望を感じる。
『ホテル・ルワンダ』は役に立たない??そんなはずはない。それは『ホテル・ルワンダ』に対する冒涜ではないのか。
町山氏の失望感は理解できるが、だからといって映画に八つ当たりして良いわけはない。
映画がどんなに素晴らしくても、人の考え方を一夜にして180度変えるのを期待するのは酷だろう。
人間は愚かだが、この映画は人間の叡智に満ちているはずだ。

日本中を熱くさせたカーリングの「聖地」常呂町が消える

トリノオリンピックで日本勢の不調が続く中、「カーリング」が俄然注目を集めた。ネット界隈でも多くのブロガー達が「カーリングおもろい!」と賛辞を送り、一方で的外れなカーリング批判記事を書いたジャーナリストは強い反発を招いた。小泉首相までがカーリングに言及。こんな状況を数日前まで誰が予想しただろう。
erictさんが、カーリングに纏わるメディアの良記事をまとめている。
不可視型探照灯:カーリングの裏舞台を伝えるマスコミの眼差し
必見。カーリングに纏わる話は「イイ話」が多いんで、裏話を知れば知るほどますますハマる。
日本のカーリングを語る時、「常呂町」を抜きには語れない。
今回の日本代表でも、小野寺、林、本橋のレギュラー3選手が常呂町の出身である。残る代表の目黒、寺田は南富良野の出身だが、中学高校時代は常呂町で腕を磨いた。人口は現在わずか5000人に満たない。そんな小さな町から3名ものオリンピック選手を輩出し、彼女らは世界のTOPと互角に渡り合った。
それは町ぐるみで「カーリングの歴史」を積み重ねてきた多くの人達の長い尽力の賜物であり、決して偶然ではない。そして、その「カーリングの聖地」常呂町が、あと11日で消える。
常呂町は今年3月5日に北見市に吸収合併されるのだ。
切ない。
これは単なる市町村合併じゃない。箱物誘致でも企業誘致でもなく、「カーリング」というコンテンツ、文化そのものを町興しの中心に据えた常呂町の慧眼に、全ての地方自治体は学ぶべきである。
常呂町が育て上げてきた「文化」を引き継ぐ北見市の責任は重大だ。北見市はその意味を正しく理解しているだろうか。
1980年にカーリングの元世界チャンピオンが北海道に招かれ、幾つかの町で普及活動をした。それ以来、北海道のローカルニュースや地元番組ではカーリングがしばしば紹介された。常呂町が町を挙げてカーリング普及に努める様子も、何度か特集番組を見た記憶がある。だから北海道では、カーリングの認知度はかなり昔から結構高かった。
しかし、それでも殆どの人はカーリングを正しく理解できていなかったと思う。
スイープ時の滑稽な動作などが要因だと思うが、学校などでカーリングはもっぱら「笑い」のネタだった。
掃除中に、箒を素早く動かしながら「カーリング~~!」と言えば、たいがいウケた。
あー今思えばなんと罪深い。ごめんなさいごめんなさい許してくださいマリリン。
映画「シムソンズ」も、観客動員がうなぎ上りと聞く。この映画にかける常呂町民の想いに関して、Sankei WEBにこんな記事があった
以下抜粋。

一方、「シムソンズ」を映画にしたいという話が町に舞い込んできたのは昨年3月。折しも合併が決まった後のことだった。町は映画を「卒業制作」と位置づけ、全面協力を約束。主演の女優、加藤ローサさん(20)らにカーリング指導を行った。漁協や農協は、カキやホタテ、タマネギなどの名産品を提供、炊き出しを行った。町民はこぞってエキストラとして出演、町ぐるみで作り上げた映画となった。

泣ける。
「シムソンズ」見に行かなくちゃ。

堀江指示メール捏造過程の仮説

最初に断っておきますが、このエントリーは私個人の脳内推理なので根拠とかあんまり求めないで下さいw。
まず、いろいろ指摘されてる誤字や誤変換などについては、finalventさんから重要な指摘。
永田メール、追記 より抜粋。

 これ、OCRだな。
 なぜ、OCRなんだ?

ワオ。納得。これだとナゾの誤字誤変換も感覚的にめちゃめちゃシックリくる。ただ、finalventさんも指摘しているように、「なぜ?」という疑問が。
そこで、メール捏造過程を妄想してみた。
情報提供者:メール捏造の発案者。PCは使用するがそれほど詳しくない。フリージャーナリスト?
協力者:ホリエモンと以前親密で、メールで極秘のやり取りをした事のある人間(女性?)協力者という自覚は無い可能性も。

  1. まず、情報提供者がこの「協力者」から実際のホリエモンからの過去メールを紙ベースで入手。
     (メールの内容はまったく無関係の文面)
  2. その紙をOCRで読み込み
  3. (OCRソフト上で?)必要最小限の修正を施し、文面捏造。
  4. 元ネタが数年前のメールだったので、シグネイチャなどが変わっている可能性を考えざっくり削除。堀江の苗字だけ残す。 (誤変換には気付かず)
  5. それを印刷。
  6. FAXなどで各種マスコミに売り込み。
  7. 民主党永田議員が釣れる。

メーラは、送信も受信もEUDORAで間違いないと思う。その根拠はX-Sender。このヘッダフィールドはRFC準拠じゃない。MSのOutlook Expressなどでは使用していないはずだ。
メールヘッダから分かる情報とは から以下抜粋。

●「X-Sender」ヘッダから得られる情報
 これは一部のメールソフト(「Eudora」など)が付記するヘッダで,メールソフトで返信先のメールアドレスを別のものに変更していたとしても,メール設定時のメールアドレスがここに記載されてしまう。

従って、前のエントリーでantiECOさんもおっしゃっていた「携帯メール説」もおそらく違う。vodafoneやauの幾つかの機種で確認した限りでは、X-SenderもX-Mailerも携帯メールからは付かない。(DoCoMo未確認だが、わざわざこんなヘッダを使用する可能性は極めて低い)
ちなみにEUDORAの販売元はLivedoor。
で、協力者が使っていたのがMacで、Macからプリントアウトしたものを、情報提供者(捏造者)がWindowsPCを使用してOCR読み込み。古いメールだったので、現在の堀江容疑者のメーラがバージョンアップしている可能性があり、X-Mailerも消さざるを得なかった。
これで、だいたいの疑惑の辻褄が合うんじゃないかな。
考慮漏れあるかな?

勝負師永田のマージャン

425 :名無しさん@6周年 :2006/02/18(土) 22:21:09 ID:LK6p1KMB0
永田「ロン!三万六千!」
武部「・・・」
永田「早く点棒を出したらどうなんですか」
小泉「いや、先に手牌を倒せよ」
永田「この手牌は、最大限守ってあげたい」
小泉「チョンボなんじゃねえの」
永田「どのようにして、その先入観を打ち破る事が出来るのか。本当に悩ましい」
安部「4枚目の西でロンってことは国士無双か?俺「北」を4枚持ってるぞ」
永田「この一方的な攻撃。この風景。こんなところに手牌を倒したらかなわないと感じるのは当然」

そしてバージョンアップ版が。

473 :名無しさん@6周年 :2006/02/18(土) 22:29:42 ID:YvX50XU60
永田「ロン!三万六千!」
武部「・・・」
永田「早く点棒を出したらどうなんですか」
小泉「いや、先に手牌を倒せよ」
永田「この手牌は、最大限守ってあげたい」
小泉「チョンボなんじゃねえの」
永田「どのようにして、その先入観を打ち破る事が出来るのか。本当に悩ましい」
安部「4枚目の西でロンってことは国士無双か?俺「北」を4枚持ってるぞ」
永田「この一方的な攻撃。この風景。こんなところに手牌を倒したらかなわないと感じるのは当然」
小泉「だったらロンなんて言うなよ」
永田「一言聞いただけでガセだと決め付ける、言論封殺、もっとも恥ずべき行為」
安部「誤ロンは8000点だよ。早く払え」
永田「どのような条件をクリアすれば、真性なモノと認める事ができるのか、知恵を貸してください」
小泉「おまえがロンって言ってるんだろうが」

永田「マスター!マスター!!ちょっと来てこいつらに言ってよ」
検察「う~ん、こんな役知らない。テンパって無いでしょうこれ?」
永田「・・・話にならない。前原さん!前原さん!」
前原「これはアガってる。アガってないってんなら証拠を見せるべき。全力を挙げて支援するよ」
武部・安部・小泉「え~?!」

安部「なんて役かだけでも教えてよ」
前原「役名は現在協議中」
武部・安部・小泉「え~?!」

永田よ….背中が煤けてるぜ。

堀江被告送金指示メールがガセだと思う4つの理由

このニュースを最初に聞いたとき、直感的におかしいと感じた。
直感的と言ってもそれなりに根拠はある。とにかく、冷静に考えれば考える程この件はおかしな事だらけだ。要領を得ない民主党の言い分も含め、ツッコミどころ満載。
とりあえず思いつくままに列挙してみよう。

1.そもそもなぜ「メール」なのか

この疑問が私の中では一番大きいし、この1点だけでこれが「ガセ」だという確信に近い思いがある。
私自身、業務で頻繁にメールを利用しているが、その利点は言うまでも無い。「言質が残る」という点である。メールで残しておけば、後になって言った言わないと揉め事になる事が無い。逆に言えば、言質を残したくないやりとりにメールを使う事は個人的な感覚から言ってちょっと有り得ない。
自分が送信メールを削除したところで、相手には残る。万が一削除し忘れるリスクも考えれば、電話の方が遥かに安全だし理に適っている。
自らメール活用本を書き、電子メールの仕組みも熟知しているであろう堀江被告がその特性を理解していないはずがない。
表に出せない多額の金の受け渡しをメールで指示して銀行振り込み??
トレーサビリティ高すぎwww。
平均以上の知能があれば、指示は電話もしくは直接口頭、受け渡しも現金の直接授受だろう。

2.「関係者」など存在し得るか

報道によれば、民主党永田議員は記者会見で情報入手先に関して
「関係者からある記者を通じて入手した」
と発言している。
ちょっと待った。ライブドアの社外秘文書などであれば話はわかるがこれはメールである。私信である。基本的に送信者と受信者以外の目に触れる事は無いはずだ。メールの内容を考えればなおの事。それともライブドアは上司や同僚のメールを自由に閲覧したりプリントアウトしたり出来るほど超オープンな会社だったのだろうか。
プリントアウトの内容を見てもスニッフィングされたものなどではなく、明らかに「受信メーラ」から印刷したもの。「とりあえず関係各位にもカーボンコピーしておくか」なんて内容のメールではないのも明らかだ。そもそも、堀江被告とその側近のPCはとっくに検察特捜部が根こそぎ押収している。
そう考えていくと有り得る可能性としては、「関係者」=「メール受信者」で、その人物は3000万もの多額の裏金の送金を指示される程堀江被告から信頼され、東京地検特捜部さえその存在に気付かないほど表舞台に出ていない人物という事になる。そんな人物がなぜか危険を顧みず「ある記者」を通じて民主党に接触してきたのだろうか??

3.なぜ「X-Sender」「X-Mailer」が黒塗りなのか

民主党が公開したメール内容のpdfがこちら
なぜか「X-Sender」「X-Mailer」が黒塗りになっている。報道によれば、永田議員が入手した時点で最初の3行はすでに塗りつぶされていたらしい
て事は。
まず大きな問題として、民主党はこのメールを紙ベースでしか確認していない事が判る。しかも最初から「X-Sender」「X-Mailer」が黒塗り。もうなんと言って良いのやら。既に眉は唾でベトベトだ。
だいたいX-Sender やX-Mailerの様な「メールヘッダ」情報を隠す意味が全く判らない。思い当たるとしたら、そこに「ガセである証拠」がある事くらい。
メールヘッダ一覧 を見ていただければ判るが、X-Sender(Senderと同義と考えて良い)は「実際の」差出人のメールアドレス、X-Mailerは使用したメールソフトの情報だ。経路情報ならまだしも、「実際の差出人アドレス」と「使用メールソフト」が何故か黒塗りなのだ。メールヘッダー情報は機械的に付与される情報なので、受信者の特徴などが読み取れるはずも無い。
差出人アドレスが隠されているのは、そこに堀江被告のアドレスが記載されていないから。メールアプリケーションが隠されているのは、そのアプリケーションを堀江被告が使っていない可能性があるからだ。そうとしか考えられない。それ以外の理由が考えられるなら是非教えて欲しい。

4.本当に情報提供者に身の危険が迫っているなら即刻公表すべき

仮に民主党の主張が真実だったと仮定しよう。
メールの文面に「前回振り込んだ口座と同じ」という記述があるのを見ても、指示を受けた人物は、継続的にこの手の仕事を担当していたはずだ。そして「シークレット・至急扱い」な仕事に関与する人間が大勢いるとも考えられない。
だとすれば、いくら名前を塗りつぶしたところでそのメールが公表された時点で誰が裏切り者かは当事者間ではバレバレだろう。
現に永田議員も「情報提供者が脅迫されている」と証言しているのだから間違いない。
つまり、現在「民主党への情報提供者」が誰なのか、「危害を加えようとしている者」だけが把握している状態なのだ。危険この上ないし、最早情報提供者を隠蔽する理由は無い。むしろ、情報提供者が誰なのかを公表し、世間の注目を集めた方が「危害を加えようとしている者」は手を出しづらくなる。
公表した上で警察に保護を求めた方がよっぽど安全だ。今のままだと、その情報提供者に万が一の事があってもマスコミや世間はその事に気付く事ができない。
民主党は、取り返しのつかない事態が起きてから公表するつもりか?そんな事になればそれこそシャレにならない大失態のはずだ。
要するに、民主党の言い分は全く理に適っていないのだ。
テレビの報道をちらっと見た限りでは、他にも
「シグネイチャが通常の堀江氏のメールと違う」
「文面が堀江氏の文章っぽくない」
といった指摘もされているようだ。
小飼 弾氏も同様の指摘をエントリー で書かれている。
もしかすると今後新たな展開があるかもしれないが、上記4つの疑問が解明されるかよく見極める必要がある。その可能性は極めて低い気がするが。


[追記]
2ちゃんねるを見てみると、いろいろ面白い指摘があった。しかし、ちょっと捏造の証拠として弱い気もする。essaさんも既に取り上げているが、指摘は主に4点。

  • 堀の中の出の部分が違う。掘のと一緒。
  • メーラーの行揃えから考えると頭になにか文字が入ってる可能性は低い→掘の字確定
  • X-Senderのeとrが何故か全角に。偽造確定。
  • Eudoraで、To:> From: の順になるのは、Mac版だが文面フォントはwinのMSPゴシック。

これ以外に、シ―クレットの「―」が「ー」じゃないなどの指摘もあった。
これらの指摘が証拠として弱いと判断した理由は、元コピーの歪みにある。
あらためてメールのpdfを画像にしてみた。
メールプリントアウト画像
よく見ると、上の罫線が傾き、直線がかなり歪んでいることが判る。これはおそらくFAXされたものだ。
直線がこれだけ歪む様なFAX文書を元に、「堀」の造りの微妙な凹凸や、プロポーショナルフォント「e」の半角全角を見定めて断言するのはちょっと危険だ。
もちろん「ガセ」だという結論は異議なしだけど、どんな情報も冷静に検証する必要がある。
ただ、最後の署名で「堀」の左半分が消されてるのは、明らかに違和感があるし、その点については誤字である可能性は高いと思う。EudoraのMac版だという指摘も唸った。こういう時の2ちゃんはスゴイというのは同意。

Googleページランクがおかしくなってる

このブログでは、昨年4月から3ヶ月周期で各所のページランク改定をヲチしてその内容をリポートしているのだが、これまでの周期から今年1月に書けるはずだったページランクリポートがいまだに書けない。
書きたくても書けない。
というのも、なんか今回のランク改定がどうもトラブってるっぽい。
本来であれば、1月の中旬にページランク改定があるはずだったが一向にその気配がなかった。で、1月25日夜に、このブログのランクが4->5にUPしているのに気付き、他のブログも巡回してランク改定が行われたのを確認してリポート記事を書こうとした矢先にランクが全て元に戻ってしまった。
そして、1月31日にこのブログ常連のAmiさんから、「ページランク上がってますよ」と連絡を頂き、調べてみると、確かに改定されてるっぽかったので、「やっと収まったか」と思ってリポート記事を書いてるうちに再び元のランクに戻ってしまった。
それ以降、今日(2月8日)に至るまでページランク改定->元のランクに逆戻り というのを何度となく繰り返していて落ち着く気配がない。ここ2、3日は、昼間の数時間だけ改定ランクで、元に戻るというのを繰り返している状態。
これまでも、ランクが不安定になる事は皆無ではなかった。でもせいぜい1日2日のレベルだった。これほど長くおかしな状況が続いた事はない。密かにGoogle内部では大騒ぎになっているのではないか。
そもそも、今回の改定は内容が酷すぎる。何度か目撃した改定後ランクからいくつか酷かったのを挙げてみると

こんな感じ。ちゃんと更新を続けて良質エントリーを書き続けてるブログばかり。アルファブロガー2005に選ばれてランクダウンとか、ありえない。上がる事はあっても下げはないだろ下げは。ウチのBlogが上がってるんだし。
その一方で、半年以上更新が滞ってるようなブログが5のままだったり。
そりゃランク改定では毎回ツッコミどころはあるけど、全体で見ればネットユーザの感覚との誤差は縮まっている方向に進んでるという印象は持ってた。今回のはあまりに酷すぎる。
で、ここからは憶測で書くが、実際Googleも改定結果が酷いという事を認識していて、いろいろ修正を試みてドツボに嵌っているのではないか、と。
もう3ヶ月周期の改定は限界がきてるのか?
ページランク算定という構造そのものが限界にきてるのか?
なんて、あらぬ心配もしてしまうというものだ。なんか、最近のGoogleは新サービスもハズシがけっこうあったりして、ちょっと暗雲が漂ってないか。というのは言い過ぎ?
いつになったら落ち着きを取り戻すのか、もうしばらく注視していきたい。

東横イン不正の「本当に悪質な」部分

東横イン不正問題に関しては、テレビも新聞も多くは見ていないので印象だけで語ってしまうが、この問題は、社長の横柄な記者会見などが火種となってバッシングの度が強まってるっぽい。
で、報道とかをざっと斜め読みした限り、
「東横インは身障者用の客室や駐車場等を一般客室等に改造して、弱者切捨て、行き過ぎた利益追求に走った」
という論調で、「法律違反」そのものよりは、そのモラルの低さが叩かれている印象がある。
で、ここで言われている「利益追求」とは、「年に1、2度しか使われない」身障者用客室や駐車場を回転率の良い「一般客室」に改造する事で得られる「利益」と理解していた。
しかし、どうやらこの問題には別の側面があるっぽい。「法律違反」そのものがが利益に直結していた可能性がある。そして、それが事実だとすればそちらの方がはるかに「悪質」。
内閣府のWEBサイト の「バリアフリー化推進」という項に「バリアフリー化推進に関する事項別施策調べ(税制・財投関係)」というページがあった。気になる部分を以下抜粋。

人にやさしい建築物整備事業

ハートビル法に基づく認定建築物、ハートビル法の基礎的基準を満たす特定建築物に対して、
日本政策投資銀行による低利子融資を実施する。

認定建築物に対する税制上の措置

昇降機を設けた2,000m2以上の認定建築物(新築、増築、改築)について割増償却(10%、5年間)
の適用を可能とする
。(租税特別措置法第14条の2、第47条の2)

つまり、ハートビル法の基準を満たしていると認定された建築物に対しては、低利子融資優遇税制などの、直接的なインセンティブがある、という事。
こういう視点からのツッコミが報道ではあまり見られないので、情報不足であまり断定的な事は言えないが、こういうインセンティブの恩恵を東横インが享受していたとすれば、これ単なるモラルの問題ではなく、かなり「詐欺的性質」が強い不正ではないか。
少なくとも、「60km制限の道を68kmで走った」なんて類の不正じゃない。
報道各社には、もーちっとそういう視点から鋭いツッコミをして欲しい。(て、私が見てないだけかもしれないけど。実際のところどーなんだろう。)

ソーシャルブックマークでは見つけられない価値-「ササイのことで」

「高木敏光」という素晴らしいWEBクリエイターがいる。(高木浩光氏じゃないよ)
高木氏の名を轟かせたのは、最近ではやはり「CRIMSON ROOM」だろう。
”閉じ込められた部屋から脱出する”という判りやすいシンプルな設定と、Flashで緻密に作り込まれた独特の世界観が大きな反響を呼び、WEBゲームの新機軸を打ち出した。
「CRIMSON ROOM」は発表後1年半で5000万アクセスを超えるビッグヒットとなりその系譜を受け継ぐ「脱出モノ」シリーズは、昨年12月に発表された「WHITE CHAMBER」を含め、4作品が発表されている。
FASCO-CSのサイトから、現在4作品全てアクセスできる。興味のある方は是非トライしてみて欲しい。ハマりすぎて寝不足にならない様に。マジ危険なのでw。
そんな高木氏が、ご自身のブログで壮大な物語を黙々と紡いでいる。
「ササイのことで」
これがまたハマる。今日現在、「ササイのことで」関連エントリーは56。しかも1つ1つのテキスト量が多いので、これを通しで読むのはかなりのエネルギーを要する。読むのでさえ大変なのだから、これを書き続けるエネルギーは想像を絶する。そこには、何か特別な「想い」がある。
幸い、最初から49エントリー目までがPDFファイルに纏められ、通読出来る様になった。
PDF【ササイのことで】
正直、「これはブログなのか?」と思う。「ササイのことで」は、どのPermalinkを拾ってみても壮大な物語の断片でしかない。思えば、ブログの普及(がもたらしたPermalinkの世界観)や、それを前提としたソーシャルブックマークが生み出してきたものは「読み切り」の世界。ネットに存在するあまりに膨大な情報量故に、ネットユーザー達はいつの間にか、あちこちの情報を刹那的に拾い読む習性が身についてしまった。
はてなブックマークやdel.icio.usを探索しても見つけられない「価値」がある。それはある意味、新聞や雑誌の連載小説のようでいて、しかし一方でそれらはブログの1エントリーとして関連性の無いエントリーと混在し、物語の断片1つ1つに読者からのコメントがつく。そこには、他のブログでは味わえない奇妙な時間軸が流れている事に気づく。
余談だが、高木氏とある仕事で関わりを持つ事となった。尊敬する高木氏と関わりを持てる事を「運命」に感謝したい。3月頃には新たな展開があるかもしれない。私が実名を晒す事になるかもしれない。
先の事はまだ不透明で何とも言えないが、1つだけ確実なのは、2~3月は、また超絶多忙な日々になる事。
そんなわけで、また更新が途切れがちになるかもしれませんが、ご了承ください。


P.S. 日々コメントを寄せてくださる皆様、レスできなくて大変申し訳ありません。なかなか時間が取れなくて、エントリー書きを優先してしまっていますが、出来ればいつかまとめてレスしたいとは思ってます。